2015年3月17日火曜日

東区 / 南洋の父(2回目)

一回目のレビュ
要約すると、「春先の消化器不良にも拘らずまったく腹に負担がかかった気がしない、むしろ爽快な食後感の、スパイスの香り豊かな不思議なカレー」。
前回は4月15日の訪問だったようなので、ちょうど11か月ぶりの来訪です。

■ 食べたもの
チキンカレーと南瓜カレーのハーフ&ハーフ Sサイズ 880円
オニオンサラダ、ターメリックライス、チキンカレー、南瓜カレー、ハーブティー(ピーチ、レモングラス、カモミール)

■ オニオンサラダ
レタスっぽい葉っぱが少しと、マリネ? ピクルス? 的な酢漬け玉ねぎ。
酸味は程よく、なんかスパイス入ってるのかな? という感じのさわやかな香りがしたような気がしますが、あまり自信がないのは前回同様。
玉葱の漬かりが浅かったのか、今回は少々玉葱辛さがあってぴりぴりしました。

■ カレー
外の看板には日替わりがしめじと書いてあったので、チキンとしめじでお願いしましたら「しめじのカレー、まだできていない」、と言われてしまい……。
「南瓜のカレーならあるよ」 と言うので、前回も食べたんではありますが、南瓜カレー超好きだし、と心揺れ、結局残り物? と思しき南瓜カレーをいただいてしまいました。
…… というか、開店しておきながら「まだできてない」 って…… 前回の「開店時間にまだ閉まってる」 事件でも思ったけど…… 店主、かなり緩いな(苦笑)
そんな「えっ?」 感は、でも、このお店に関しては、これもまた「味」 なのか、と思わされるものがあります。
だって、ここのカレー、ほぼ一年ぶりに食べたけど 相変わらずどこかとぼけた不思議なカレー なんだもの。
スパイスの香りは非常に豊か。ちょっと酸っぱいような、インド系のカレーとは違う不思議な芳香。口から鼻に抜ける、というよりは、鼻から口中に広がる香りと、香りから喚起される甘酸っぱい味わい。
チキンカレーは小振りながらやわらかく身離れの良い、ジューシーさを十分に残した甘みのある手羽元がごろりと一本。一口大のじゃが芋と、たっぷりの玉葱と思しき繊維質の具材。
辛さはほとんどなく、ただただ香り。香りで食べる優しいカレー。
南瓜カレーは前回のような硬さはなく、南瓜が歯も使わなくて良いくらいのほろっほろの柔らかさ。
スパイスから喚起されるチキンカレーの甘さに対し、こちらは南瓜の甘みが引き出された感じの、これまた優しい甘さのカレー。
柔らかめに炊かれたご飯がカレーを吸い込み、消化に良さそうなとろっとした食感になっていました。
あー美味い。
普通にカレー食べたい気分で行くと「辛くない」「違う」 って思っちゃいそうな味ではあるんだけど、辛くなくても全然納得できてしまう、なんかすごく身体に良いもの食べてるこの感じ。
さらさらするするとお腹の中に吸い込まれてゆくような、本当に自然な食べ心地。
朝もほんとご飯食べたら胃酸が逆流してくるみたいな不快な感じに見舞われていたのですが(なのに外食する、っていう…… いや、お腹は空くんですよ…… で、食べると気持ち悪くなんのね)、昼食後はまったく気持ち悪くならなかった。
むしろ気分よくご飯を食べ終わり、超元気にチャリ漕いで帰った。
そして今現在、夜もひとまず、これまでほど気持ち悪くはなっていない。
完治したとは言えない腹具合ではありますが、楽にはなった気がします。
…… 「父」 のスパイス使いで胃腸が休まったのだろうか??

■ ハーブティ
無糖の温かいハーブティ。
ピーチ、レモングラス、カモミール、ということで、リラックス効果狙いかな?
ピーチの甘い香りで無糖なのに甘みを感じました。
自分で淹れるとついつい濃く出し過ぎてしまうのですが、こちらでいただいたものは、さらっとした飲み心地でほっとしました。
美味しかった。

■ 総評
自律神経由来らしき胃酸過多で逆流気味な最悪状態の消化器でも美味しく食べられる、身体に優しい素敵なカレー。
好き嫌いは別れそうですが、このさらりと身体に吸い込まれていくような食べ心地と芳香に特化したスパイス使いは、わたしにとっては唯一無二。
「かるだもん」 美味すぎて通いそう、と思ったけど、まったく別ベクトルながら、「南洋の父」 も通いたくなる味だよな。
看板メニューっぽいパインカレーはまだ食べていないので、次は挑戦する…… 勇気があったらいいな(笑)

食べログ:http://tabelog.com/aichi/A2301/A230104/23000807/

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