2018年2月28日水曜日

名東区 / エブリデーカレーハウス 3回目

■ 食べたもの
ランチカレーセット 980円
サラダ、カレー二種(マトン、白身魚 / 辛口)、ナン(ドライフルーツ)、ご飯、デザート(ココナッツミルク?)、ドリンク(ホットコーヒー)

■ 感想
2回目行ったときに心に決めた豆のカレー、いただいたトッピング無料券でドライフルーツナンと、美味しかったほうれん草カレーをいただこう。と思って、大好きなエブリデーカレーに行きました。
行きましたら、メニュー変わってた(笑)
でも、良い方に変わってたの!
本場バングラカレーをメニューに入れました! ということで、海老、ビーフが下げられて、代わりに、白身魚、マトン、ホワイトカレー、日替わりなのかジャガイモとチキンのカレー、というのが入っていました。
ホワイトカレーは、バングラデシュのお祭りで食べる、ミルクとカシューナッツのココナッツ風味のカレーだとか。
気になったけど、筋トレ後でタンパク質が良いなーと思っていたので、素直に魚と羊肉にしました。
ドライフルーツナンは、もう心に決めてたから確定で。
結果。
どれも大当たりで激うまでした!大勝利!
マトンと魚はベースが一緒なのかな?
同じ雰囲気でどっちがどっちかしらと思いながら食べたのですが、さすがにマトンはすぐにわかったので、残る方がお魚か、とすぐに判明(笑)
マトンは羊のにおいが臭過ぎない程度にほんのり残った、クセとコクのある、羊肉好きにはいけるお味。
羊肉カレーは胡椒系か生姜系かで辛味が分かれる印象ですが、こちらは生姜系のカレーでした。すっきりした爽やかな辛さで好きな感じ。
お肉は小さめで数も多くはなく、やや残念でした。そして小さな骨が混入してたのがびっくりした。
お味は美味しかったけど、お肉もう少し欲しかったな。骨も、一口目で当たってしまったせいで、ちょっと警戒しながら食べなきゃいけなかったのが減点><
お魚の方はココナッツ風味?ほんのり甘みのある感じで、ベースの見た目は油が浮いてもったり見えて、南国風のさらっと感とかないんだけど、ココナッツっぽい香りがあるせいか、なんとなく南国風味みたいな印象。
こちらはほろりと崩れるタラみたいな質感のお魚の小切れが結構ごろごろ入ってて、多分5切以上…… なんかお得な感じだった。
甘辛くて美味しかったな。
どちらもご飯に合うお味で、小鉢にちょっとのお米では若干足りない印象でした。
まあ、そこでナンをドライフルーツナンに変更していた自分が悪いんですけども。
とは言え、ドライフルーツのナンは大変美味いものでした。
ドライフルーツナンだけど、ドライフルーツはレーズンとクランベリーが本当に一つまみずつほどしか入っていない。全然ドライフルーツナンじゃないよ!という看板に偽りあり、な商品でした(笑)
が、代わりに、ナッツ?松の実だと思うんだけど粉砕ナッツかな?とにかくそんな感じのものがこちらはごろごろと入っており、フルーツは入ってないけど豪華な感じ。
ナン生地もぽってりと分厚く、もっちりと食べ応えがあります。
表面には豪快にココナッツオイルがかかっていて、甘い香りがすっごい。
甘みの強い、菓子パンみたいなナンでした。
カレーに…… でもカレーもココナッツ風味だったから確かに合わなくはなくて感想は何とも言い難いんですが、でもまあ、普通にカレーに合わせて食べる必要性は感じないナン、かなあ(……)
それだけで食べても十分美味しい。というか、ここのナンの生地そのものがわたし大好きなんですけども。
実はもくそもないんですが、お替りでプレーンナンもいただいたんですが…… これもココナツオイルの香りがしたんだよね。シェフに聞いたら「バターとココナッツオイルを混ぜてます」ってことで、プレーンナンですらココナッツ。
加えてデザートもココナッツ入りのココナッツミルクみたいなもので、今日はなんだかココナッツ尽くしのランチでした。
とは言え、美味しくていっぱい食べて大満足。
絶対また行く。

…… ただ、残念だったのは、もうチャイの無糖Ver.は出さないよ~、と言われちゃったこと……(ノД`)・゜・。 今回チョイスドリンクがホットコーヒーだったのは、そういう理由だったのでしたorz

2018年2月27日火曜日

千種区 / モティマハル 四回目

四回目にして初めて、自分が店名を勘違いしていたことを知った。
モンティマハル、って書いてた。
誤表示してる三回目の訪問記録はこちら

■ 食べたもの
ランチAセット
サラダ、スープ、カレー(日替わり辛口)、ナン、ドリンク(ホットチャイ)
800円

■ 感想
エブリデーカレーハウスのほうれん草カレーがおいしくて、今までで最高に美味しかったこちらのほうれん草カレーを思い出したくて、再度訪問。
…… したはずが、日替わりが さつま芋とほうれん草入りチキンカレー と聞いて、日和ってしまったorz
朝ごはんにさつま芋善哉食べたというのに、芋好きには抗えないメニューでした。
しかもほうれん草カレーでもあるし。
と思って頼みましたが、結論から言うと、これは「ほうれん草カレー」ではなく「ほうれん草入りカレー」でした。
美味しかったから良いんだけど。
というわけで、モティマハル四回目です。
サラダは、最近の野菜高騰で野菜不足のわたしには嬉しい、小鉢にキャベツ大盛り。
ドレッシングもたっぷりだったけど、とにかく生キャベツとレタスが食べられたのが嬉しかった。
しかも、小鉢とはいえ山盛りです。
大喜びでいただきました。
スープは熱々の塩胡椒の利いたチキンスープ。
小さなカップになみなみと入れてくださったのですが、このスープ、なんと、持ち帰り待ちしてたお客様にも出していた。
待ってたお客様「いや、持ち帰りなんですけど」と戸惑って言ったところ、「サービスですどうぞ!」と店員さん。
サービス良いなあ、と思っちゃった。お水も併せて出していて、気が利くなあと好印象。
関係ないわたしまでいい気分でした(笑)
でも、少し混んでいたためか、お料理のサーブは少し待たされ。
そして、待ちくたびれたところに出てきたナンは バター抜きをお願いしたにもかかわらず バターたっぷり で。
「バターなしで頼んだのですがっ><」と悲しい顔で申告したら変えてくださるとのことで、一度運ばれてきたナンは他のお客様のもとへ。
そしてわたしは、熱々のカレーを前に、再びナンを待ちぼうけ……。
おーなーかーすーいーたー!
けど、待たされたその分、2、3分後にようやくやってきたナン様は、大変神々しかったです……。
改めて、いただきまーす、と焼き立てのナンを一口。
厚く柔らかなしっぽ部分は焼き立てふかふか。ほんのり甘く、少し粉っぽく、裏面のさっくりとした焼き目が香ばしくて、わたしの大好きな「ナビスコクラッカー」みたいな風味で超美味しい。
やっぱここのナンはバターなしがいいよ! こんな繊細な粉風味のナン、バターたっぷり塗ったら味が消えちゃうもん!
ほんのり塩気の甘味で美味しいのに、バターじゃ強くて台無しだもん!
変えてもらうの気が引けたけど、やっぱり取り換えてもらってよかったよ、と思いながらほくほくと焼き立てナンを頬張りつつ、カレーにもスプーン投入。
相変わらず、カレー皿は深く大きなお鉢状。
黄色味のカレーソースはとっぷりと緩めでスープのよう。
黒いひらひらとしたものが浮いており、なんだろ、と思ったのですが、これがほうれん草ですね。
ほうれん草ベースのソースではなく、ほうれん草の葉っぱ部分が数枚入ってる感じ。
さつま芋は、小指の先ほどの小さなものがころころと、こちらも片手ほどの分量入っています。
チキンもちょっと小さめ。5つくらいかな。モモ肉っぽく、肉質は硬くはないです。出し殻感はなく、ちゃんと具材のお肉っぽい。
そんな感じで、具材感はちょっと少な目で豪華とは言えないけど、まあ、分量はいつもどおりたっぷりと。
湯気が上るそちらを、まずはスプーンでいただきました。
辛口だけど、あんまり辛くはないのもいつもどおり。
さつま芋の甘さもあり、辛口というには甘いかな。スパイスの風味自体も穏やかで癖がない感じで、ナンにたっぷりつけて食べると、ナンの甘さも加わって食べやすすぎるくらい。
もともとさらさらとして油分の少ないカレーなので、どんどん進んで行ってしまう。
二度も待たされて空腹感が募っていたせいもあり、美味しい、と感じるまもなくぐいぐいいっちゃう。
カレーは飲み物、だっけ?モティのカレーも飲み物レベル。さっくり部分もありつつも基本はふわふわのくちどけの良いナンと、水分多めのさらさらカレー。小さな具材。
…… 飲める条件そろってる(笑)
ほんと、そんな感じでサクサク食べ進めてしまいました。
美味しかったけど、ちょっと物足りない感。でも、もう一枚ナンを食べると、絶対食べ過ぎ。
そんな感じでお替りは諦めましたが、ライトな食べ口でいくらでも行けちゃいそうなナン&カレーでした。

次こそほうれん草カレー。
というわけで、5回目行くのはもう確定です(笑)


2018年2月24日土曜日

レトルト / サザンカレースパイシービーフ

サザンカレースパイシービーフで朝カレー。

湯煎で温めたパウチを開けたら、ふわっと香ったのは甘辛い、肉出汁の利いたレトルトカレー香。
ほんとに定番のブイヨン系欧風レトルトカレーの香りです。

カレーソースは濃い目の褐色。
なめらかな光沢が云々、というほどの見た目の高級感はありませんが、お肉はいっぱい入ってる。
小さめではあるけれど、数は十分な感じです。そのうえ、脂身はほとんどない。ちゃんとした赤身部分がたっぷり。

食べてみますと、トマトピューレっぽい甘さなんだけど、かなりじわじわと辛さが来る。遅れて襲来する辛さは、「スパイシー」の名は伊達じゃない、って感じ。
ぴりぴりくる胡椒系の辛味です。ベースのお味はトマトと、ソース系の甘味だよね。そこにスパイシーな胡椒っぽい辛さが、結構主張する感じで入ってきます。
甘辛い。
甘いけど辛い。

全体的な印象は「レトルトっぽい」ですが、ジャンクな風味ながら甘さと辛さが濃い感じでバランスよくまとまっており、決してまずくはない感じ。
バランスは良い。でもジャンク感がある。
ちょっと濃い目の欧風レトルト。明治っぽい味というか。銀座カレーみたいな。

思えば、以前同じシリーズでチキンカレーを食べており、こちらの感想は「レトルト感薄めの上品系カフェカレー」でして、この度いただいたビーフとは、だいぶコンセプトが違うようです。
もう一個ポークカレーもあるんですが、こちらはどんなお味で来るのかな?
三つとも路線が違うとなると、ポークは家庭カレー??というわたしの予想ですが、どんなお味が来るかしら。
楽しみです。

2018年2月17日土曜日

レトルト / 男の絶品旨辛カレー スパイシー辛口(二回目)

二回目って知ってて買った。
二回目って知ってて食った。
一回目の感想はこちら

というわけで、2回目です。
辛いんだよねと思いながらも、なんだか「食べたい病」だった本日の爆食ランチとしていただきました。
辛いからきっとご飯をたくさん食べられる、という期待を持って。



今日はもうレンチンで、と思いながらお皿に移した久しぶりの「男の絶品」。
昔より具材が増えた、なんてことはないと思いますが、記憶の中より具材多めな印象です。
薄いけど、薄切りというよりは厚みを感じる3mm厚くらいのお肉が、ぽっこぽっこと入ってる。褐色に赤い油の浮いたソースに、これまたぽっこぽっこと混ざりこんでるスライスにんにく。
レンチンしたソースから立ち上る芳香は、ああ辛い匂い!という感じ。

たっぷりすくって、いただきました。
ら。

辛っっ!
いやこれ辛いわ!
塩じゃない、唐辛子の辛さ!
と思ってよく見たら、輪切り唐辛子もたっぷり入ってるじゃないですか!

うっかり唇についたらひりひりする。
ご飯必須の辛さです。
かと言って、ただひたすらに辛さだけを追い求めているわけではありません。
甘味もあります。レトルトらしい、ちょっとわざとらしくも脂の風味を感じる、ぽってりした甘みとわかり易い旨味です。
全体的に「濃厚」な方向に振り切れた感のあるちょっと極端な味であり、そういう意味ではほんと安定のレトルト感。
でも、このジャンクなお味がたまんないんだよね。

お肉はちょっとぱさっと感、出し殻感があるけれど、やや厚みがあるので存在感は悪くない。
旨味という意味では物足りないけど、その分はソースの濃厚味がカバーしてるし、食感的にはきちんとお肉食べてる感じがします。
スライスにんにく、輪切り唐辛子といった辛味要員も舌触りで存在がわかり、且つ、口に入れればそれぞれに趣の異なる名に違わぬ辛味を感じます。
単調にならない工夫を感じました。

というわけで、辛かったけどおいしかった。
濃厚なんだけど飽きないお味で、ジャンクなものをたっぷり食べたい不健康欲求をしっかり満たしてくれました。
ジャンク味の辛いもの食べたいときには、かなりお勧めできる商品です。


2018年2月11日日曜日

レトルト / ケララチキン スパイシーチキンカレー(2回目)

実は二回目なんですよね。
忘れて再購入してしまったわけではなく、いただきものです。
もらったので食べた。
久しぶりに。
一回目の感想はこちら



そんなわけで、せっかくいただいたので再度実食。
色はあんまり濃くないんだよね。見た目は結構お店で食べるような本格的な感じがする。
お肉もごろごろと6切れ?くらい入ってて、大きさもきちんと視認できる、一個としてカウントするに抵抗ない、しっかりした大きさ。
柔らかくて食べ応えもある。もも肉かな? ぱさっと感はなく、どちらかといえばジューシーと表現して差し支えない食感。
こういうところが安っぽくなくて、本格的な印象を与える。

お味は覚えてるのよりスパイス感マイルド。
以前はカルダモンっぽい風味が云々って感想を抱いたようですが、今回はあんまりそういう感じではなかった。
少し辛味は感じたけど、チリっぽいダイレクトな辛さではないのは相変わらず。
複合的な、さわやか系の辛さ。そういうところが「カルダモンっぽい」だったのかな。しょっぱいというかんじではないけど、塩系かなとも思うようなさっぱりした辛さに、生姜系のちょっとキリっとした風味もあるもんね。少し土臭い感じもする。
所謂「辛い」とは少し違うけど、「スパイシー」って感想も以前と同じ。

悪くないんだけど、ちょっとパンチは弱いんだよな。
薄味というか。
ご飯多めに食べようと思うと、ちょっと物足りない味になってしまう。
少な目ご飯でしゃびしゃびしながらいただくくらいがちょうどいい。
スパイスの香りも楽しめるし。

本場感を楽しみながらお腹に軽く食べたいときにはいいけど(でもカロリーも脂質も決して低くはない…… というか高め(^_^;))、ガッツリ行きたいときには微妙かも。
不味くない、どころかそこそこ美味しいとは思うんだけど。
なんだろ、今の気分にはあってなかった、のかな。


2018年2月1日木曜日

名東区 / エブリデーカレーハウス 2回目

先週行ったばっかりなのに、再び行ってきました。
「本場のバングラデシュ人が作る本格インドカレー」の店、エブリデーカレーハウス。

■ 食べたもの
ランチセット 980円
サラダ、カレー2種(ほうれん草、キーマともに辛口)、ライス、ナン(オプションでピザナン)、デザート(シロップ漬けパイン&加糖ヨーグルト)、ドリンク(ホットチャイ)

■ 感想
前回行ったときにピザナンについて質問したら、美味しいよ!とお勧めされたうえピザナンも頼めるオプションナンの無料券いただきまして、せっかくだからとピザナン目当てに行ってきました。
大好きなほうれん草カレーがあるのも前回チェックしていたので、こちらも目当ての一つでした。
というわけで、今回のチョイスカレーはほうれん草とキーマ、ナンはオプション無料券でピザナンをお願いしました。
ピザナンは、事前に聞いていたとおり、ナンの生地にたっぷりの玉ねぎとピーマンを乗せたもの。トマト味のピザソースもたっぷり。チーズもしっかり。
具材が多くて豪華でして確かに美味しいのですが、カレーと合うか、というとちょっと微妙(笑)
そして、せっかくの美味しいナンの生地の味が具材の強さに押されて味わえず、そういう意味でもちょっと微妙(笑)
これだけで食べるならいいけど、カレーと一緒にナンの素朴な美味さを味わいたいなら、ちょっと不向きかなと思いました。
カレーと一緒に味わうなら、プレーンのナンか、せめてチーズとかバターとか、そこまでカレーの邪魔しないお味を選ぶのが良さそうです。
でも、小倉ナンとかドライフルーツナンとか、チョコチーズナンとか、気になるものいっぱいあるんですけど(笑!)

で。サラダ、ライス、デザートは前回と同じなので割愛。
カレーも、小さなカトリでワンプレートに配置されて出てきたとこまでは一緒。
ちょっと違ったのは、前回は海老もビーフも良く似た感じのトマトベースだったのに対し、今回キーマは…… たまねぎベース?黄色いソースであったこと。
トマト系以外でも出てくるんだ!ちゃんとベースソース変えてるんだ!と確信持てたのが発見でした。
黄色い、甘みのある、ちょっとじゃがいもかと思うような風味のついたキーマカレー。辛口で頼んだはずだけど、甘みが強くまろやかで、あまり辛さは強くない。
生姜の千切りっぽいものが入っていましたが、生姜の風味はあまり感じなかったかな。
なんか、ジャガイモっぽいような丸い甘みが強かった気がする。
挽き肉は入っていましたが、多くは無かったです。つぶつぶと、緩めのソースに沈んでる感じ。
ドライタイプのキーマではなく、しゃばしゃば系でした。
美味しかったので文句はないですが、肉系ガッツリのキーマを想像するとちょっと肩透かしなのでご注意ください。
そういえば、千種のモンティマハルや、閉店しちゃった中区のサフランも、こんな感じの汁気多めのタイプのキーマだった。あ、伏線です。

で、ひるがえってほうれん草カレーは、こちらは当然緑のほうれん草ベースのカレーソース。
なんですが、不思議な青苦さがあり、抹茶とか蓬とか菜の花とか青汁とか、なんかそういう不思議なお味。えぐくはないんだけど、青い味がする。
味の傾向で言うとわたし苦いものって好きなので、はっきり言ったら超好きな味。でも、ほうれん草カレー、という感じの味ではなかったかも。
ほうれん草カレーって、苦いものない印象だもんね。苦い、っていう系統なら、苦いの通り越して「えぐい」になっちゃうし、冬のほうれん草なら「甘い」になるし。
そういう意味ではすごく変わった味。青苦い。でも好きな味。美味しい。
しかもこちらはキーマカレーと違って、辛さもしっかりあります。
上に掛けられた生クリームは多めでしたが、チリオイルっぽい赤みがゆるっと浮いた緑の青苦いソースは、しっかりと辛い。
美味しいなあ。ほんと好きな味。好みより少し辛い、という一口目の印象が食べていくうちに弱まって、あーちょうどいい辛さ!というレベルに変化して落ち着いてゆく、この不思議な食べ心地。
好きだ。
と思いながらいただいていたら、もったりめのソースの底に、なんか大きい塊がありまして。
…… でっかい鶏肉はいってる!!!!
ほんと大きい。一口だと大口開けなくちゃ、というレベル。かといって、スプーンで切ろうと思ったら、弾力があってうまく切れない。
大きなお肉だなあ、まあ良いや、一口で行っちゃおう!と意を決して掬い取り、スプーンで口に放り込みました……ら!!!!
ももももももっちもち!もちもちしてる!肉が!!!!!
これは、今は無き、あの、あの閉店しちゃった中区のサフランのほうれん草カレーの鶏肉と同じ食感ではないか!!!!!
キーマの肉の少ないウエット感といい、ほうれん草カレーのこの肉質といい、なんだポストサフランか!(伏線回収)
期せずして、大好きだった今は無きサフランの面影と再会。それでいて、ほうれん草カレーの独特な苦味は独自路線で超好み。
なんだこの店。素敵過ぎる。
そしてそして、加えまして、今回頼みましたドリンクのホットチャイ。前回がお砂糖甘すぎたので「砂糖抜きでできますか?」とお願いしたら、お砂糖抜きで作ってくれまして。
これがまた。フェンネルっぽい甘い香りが濃厚に漂いつつもちゃんと無糖。ミルクすっきりめ、紅茶濃い目の好きな雰囲気の熱々チャイで。
ああああああもう!どれだけ好みを突いてくるんだよ!と悶えたくなりました。
最高。この店最高。

相変わらず人懐こいシェフがお話し好きで居心地のいいお店でして、また少し雑談しましたついでに、いろいろと聞いてみました。
なぜ、売り文句が「本場のバングラデシュ人が作る本格インドカレー」なのか。
バングラデシュカレーじゃないの?と聞きましたら。
シェフ、答えて曰く。

「本国の味は油っこくて、日本人の口には合わない……」

とのことでした。
日本人の女性は僕らから見ればみんなすごくきれい!太ってない!
バングラデシュの女性は横幅がでっぷりするの…… ご飯が油っこいから(遠い目)
僕も油っこいのあんまり好きじゃないし、インドカレーも本場の味はギーとか使って油っこいけど、インドカレーって言う方が(アレンジがしやすくて、というような意味で、だと思う)良いの。
…… というお話でした。
油っこいと日本人は胃もたれしやすい、って言うもんね。
「本格インドカレー」ではあるけれど、口に合うようにいろいろ考えていらっしゃるようです。

また、シェフがこちらにいらしたのは愛知万博のときだそうです。
日本語全然しゃべれないのに万博会場に働きに来て、日本人に言葉とか助けてもらって、それ以来こっちに住んでます、というお話でした。
日本語、今は上手ですよね、と言ったら(本当にすごいネイティブな感じに操る)
「しゃべるのはいいけど、全然書けません…… 可哀相……」
と自分を哀れんでいて、なんか可愛かったです(笑)

そんな感じの気さくで面白いお話し好きのシェフさんです。
お料理も美味しくて、のんびりできて居心地良くて、大変お気にいり。
次は豆カレー食べに行きたい(!)