2017年12月26日火曜日

レトルト / MCC ホットドライカレー 業務用

結果的に年内最後のカレーとなりました。
お昼休みの教室ランチに、常温でいただいたレトルトカレー。
袋のままでもこぼれなさそうな粘度表記、そして子供とは分け合えなさそうな辛口表記のこちらのカレーをいただきました。
天下のMCC様の、業務用パック「ホットドライカレー」です。



常温でいただきましたので、多分粘度は割増気味だとは思うんですが、期待に違わぬすっごいどろりカレー。
というか、これは液体要素がない。
どろどろで、逆さにしても落ちなそう。なるほど、こぼす心配はなさそう。
安心していただきましたら。

辛口、というか、しょっぱい。
辛いは辛いでも塩気の辛さと言う印象。
うん、塩辛い。

具材は「ドライカレー」と言うと挽き肉がたっぷり入ってる印象ですが、挽き肉にカレー粉風味をまぶしたいわゆる「ドライカレー」というよりは、やっぱりどろりとした粘液質の中に挽き肉が入ってる、という感じで、ドライカレーという言葉から連想するような具が主体のカレーを想像すると肩透かし。
とは言え、レトルトとしてはやはり具沢山ではあり、そういう意味では悪くはない。
ドライカレー、と書いてなかったら、絶対「すごい具材感!」って大喜びで書いてたと思う。

原材料見るとかなりお野菜や豆類なんか、加えてレーズンまでも入ってるようですが、食べてるとあまり感じないかな。
ただ、具材的な噛む系の食感はあるので、その辺に存在を感じるべきかも。
お味的にはカレーと一体化しちゃってて気づきにくいと思います。

そうなんですよねー。
せっかく具材がいろいろ入ってる風なのに、カレー自体の味(特に塩気)が強すぎて、具材がそこに飲み込まれちゃってる感じがするんですよね。
一体感があるのは良い事なんだけど、没個性化してるというか。

常温で食べたから余計に複雑なお味がわかりにくい、という点はあるかもですが(塩気を強めに感じるのも、温度が低いせいかもですよね)、若干単調なお味な印象で、そこが勿体なかった感じ。
温かかったらまた味わいが違ったかも。

不味くはなかったけど、どろり濃厚塩辛く若干単調みの強いカレーでした。
常温だと辛くない。そう、言うほど辛くはなかったです。


2017年12月24日日曜日

レトルト / 北の文明開化 五島軒 函館カレー

ちょっと古い話になってしまいましたが、いただきものの「五島軒函館カレー」で朝カレーしまして。
感想をメモっていなかったので、思い出しつつ書き書きしときます。



欧風レストランカレーの王道、と言った風体のレトルトカレーでした。
ソースが美しい濃褐色で非常になめらか。具材は食べやすい1cm角に満たない程度の人参、じゃが芋とお肉がそこそこの存在感で入っており、切り方が画一的という意味ではレトルト感ありつつも、具材量やソースの光沢、香りは十分お高い雰囲気で、レトルトと馬鹿にするのは勿体ない。
パッケージにも「手作り風」と書いてありますが、実際に、レトルト感よりは「きちんと作った感」のほうが勝っていたと思います。

ソースのお味は濃厚ですが、塩気に頼ったような強さではなく、ブイヨン系のお出汁の利いた濃厚さ。お肉自体は豚肉らしいですが、ビーフブイヨンにビーフパウダー、チキンブイヨンと入っており、肉系の出汁を利かせてきてます。
そして実際、肉系の旨味の強い濃い味系。

お肉は若干ぱさっとしていましたが、じゃが芋は柔らかく、でも柔らか過ぎず、良い食感。食べ口にも存在感があり、悪くないです。
表記は「中辛」なのですが、味が強いせいか、やや辛く感じました。辛口寄りの中辛です。
子供には少し辛いかな、と思ったのですが、美味しいと思えるレベルの辛さだったようで(でもご飯の減りは早かったw)、辛めって感じで美味しい、という感想でした。

成分表では脂質が高めなのですが、オイリー部分はバター系なのかな。
ソースが滑らかなのは脂質ゆえ、と言われると納得してしまうような、そういう「脂質感」で、もたれる感じはしませんでした。肉の脂だとちょっと重くもたれる感じがあるんですが、なかったですねぇ。

全体的に、レトルト臭の少ない上品なカレーだったと思います。
すごく特徴があるわけではないんだけど、無難な高級感(レトルトにしては)で上手くまとめた欧風レストランカレー、という表現がぴったりくるカレーでした。
複雑なお味ではないんだけど丁寧さはあるような、日常の中のちょっと良いもの、という感じがしました。

五島軒:http://www.gotoken.hakodate.jp


2017年12月15日金曜日

ベースソース / インドパキスタン料理 デリー デリーカレーやや辛口

美味しいカレーが食べたいな。
お肉を入れたコンソメスープが少し残ってたから、カレーにリメイクしても良いかな。でもカレーにするにはスープが足りない。具ばっかり残ってる。
と思ったところで、こちらのカレーベースを買ってあったことを思い出しました。
見切りで買って、今月賞味期限だった。



というわけで、残った少量のスープを取り分けて具だけにした豚肉入りコンソメスープ(回りくどいw)の鍋に、カレーベースを入れてみた。
かの有名な名店「デリー」の、辛さ☆1つの「デリーカレーやや辛口」です。

パウチを開けると、澄んだスープ。
さらさらスープが全部出切った後に、どろどろっとした濃厚部分がぼたぼたと落ちてきました。
旨み部分は底に沈んでいたらしく、これ、振ってから開けるべきだった。
と思いながら、お鍋の中身を良くかき混ぜて分離した上澄みとソースを馴染ませて、着火です。

色味は赤みのある褐色風。
どろどろ部分を混ぜても、かなりさらさらなスープタイプのカレーです。
具材は皆無。ベースとして、具材を入れて使ってください、というスタンス。
温まるとほんのりと、スパイスの香りが立ち上ってきました。
少し焦げ感のある香り?

と思いながら、温まったさらさらカレーソース(+具)をご飯にかけます。
黄色い、硬めに炊いたカレー粉ご飯です。
さらさらの褐色のスープをひたひた程度に。
そして、一口いただきました ら。

おお??
焙煎系の少し苦味のあるスパイスの香りが良い感じ。
☆1つだけど、結構シャープな辛さです。子供にはちょっと辛いかも。
でも、ごくごく飲みたくなるような後を引く旨みがたっぷり詰まってる。
さらさらで味わい的には油分の少ないあっさり系なのに、すごく美味しい。香りが立ってて旨みがあって、ほんのり苦くてすっきりと辛い。
複雑な味わい。
本当に、いろんな方面の味がする。
これは旨いわ。レストランのカレーに限りなく近い味を再現している、と封入のチラシで豪語するだけのことはある。
一般のレトルトカレーが言う「名店の味を再現」とは全然違う。レトルトっぽさ、みたいなものが全然ない。スパイスが立ち、複雑な味と香りが嗅覚味覚を刺激する。
これはお高いだけのことはあった。と思ったけど、値引き後400円も二人分だから、一人分当たり200円…… むしろ安い。

ただ、子供には辛そうだったので、朝食の分にはとろとろ半熟スクランブルドエッグをソースの中にインしてあげた。
夕飯に少し残った分を再度出した際には、牛乳でちょっと伸ばしてあげた。
卵入りでも食べられるくらいの辛さではあったそうですが、牛乳入りの方すごく美味しい、と言っていました。
子供には少し癖があるし、辛さも強いのかもわかりませんね。








2017年12月12日火曜日

千種区 / 台湾カレー 千種店 三回目

二回目の感想はこちら

■ 食べたもの
台湾カレー小盛 740円
唐揚げ 120円

■ 感想
値上げしましたね、唐揚げ。
発券機がタッチパネルになっており、ちょっとわかりづらかったです。
仕事をもうすぐやめるので、辞める前にもう一回、と思って食べに行きました。
昼時を少し外していたからか空いていたのは良いんですが、時間的に、ちょっと店員さんは気が抜けてたのかな……?
台湾カレー千種店さんは店員さんが笑顔で元気で明るくて、そういうところが好きだったんですが、今日はちょっと笑顔が大人しくて残念でした(^_^;)
とはいえ、お味の方は相変わらず美味しかったです。
お値段変動したせいかミンチの盛りが少し量が減った感じで見た目は淋しかったのですが、その分油分が少なく食べやすくなっていました。
味変は相変わらずキムチ、カレー粉が好きでたっぷり使わせていただきましたが、この二つ以上に美味しいのが、もうもうもう昆布酢。
これやたら合うの。
昆布酢が合うカレーってなんか変な感じですが、これ掛けると何とも言えない独特なまろやかな甘さを感じて好き。好き。
かりっかりさくさくの唐揚げもジューシーで大変美味しく、昆布酢たっぷりでいただき、これまた相変わらず良いものだなあ、と思いました。
ミンチが減るとジャンク感は少なくなるけど、これはこれで美味しい。トッピング味変も楽しいので、これから行きにくくなるの、ちょっと残念だな。

2017年12月10日日曜日

レトルトアレンジ / ハチ メガ盛りカレー中辛 300g

http://www.hachi-shokuhin.co.jp/plenty/index.html#s2

なんとなく「安いレトルトカレー」の代名詞っぽい印象のあるハチのカレー。
中でも安さ抜群の、下手したら安売り底値税抜き68円とかで売ってるくせに2人前相当300gも入ってる、メガ盛りカレーのシリーズです。

そのまま食べても味は知れてるので(すみません)、最近の炊飯欲を満たすべく、炊き込みご飯にしてみました。

300gも入ってるので、2合でも十分味濃い目の美味しいドライカレーになりました。
炊き込むとしっかりとしたお味が均等にいきわたり、具材も美味いこと存在感が出て、安いくせに悪くなかった。
ただ、味は少し濃い目になります。
すっかり沸騰させるので辛さは飛ぶのか辛くはないんですが、味は濃い。
お弁当なんかに入れるには良いかも。

結構よかった。
公式サイト見たら、300g入りメガ盛りシリーズ色々出てるみたいなので、いろんなお味を炊き込んでみたいです。
カレーとしてかけて食べるのとはまた違ったお味が楽しめて面白いです。

2017年12月7日木曜日

レトルト / ビーフマサラカレー

おかずになるものが何もなかったので、という消極的な理由ですが、カレー食べたかったので、今日の職場ランチはビーフマサラカレー。
イオンPBトップバリュブランドです。
子供の大好きなビーフ系カレーですが、辛さ表記が大辛エリアなのと「本格インドの味」ということで子供向けとは言い難いゆえ、分け合うよりも一人で食べることを選びました。

ということで、本格インドの味、が売りらしい、トップバリュブランドシリーズ「ワールドダイニング」のビーフマサラカレーをいただきました。



パウチを開けると、ソースはややさらさらめです。
色味は褐色で、レトルト臭よりもスパイスの香りが立っており、ああなるほど、本格インドの味を目指した方向性については判ります、という雰囲気があります。
お肉は大きな塊がごろっと。
一つだけではありますが、これだけ大きいと存在感と言うかインパクトで、なんか豪勢な感じがしますな。
具材はお肉のほかにおじゃががごろごろ入ってまして、こちらも結構大きめ。
見た目も香りも悪くなく、たしかにちょっとした高級感。
「トップバリュのくせに生意気な!」と感じた、250円越えの高価格帯(トップバリュのイメージ的に)だけのことはあります。

と思いながらいただきましたら。
……ら!

これはなかなか。
苦味のあるスパイスときりっとした辛みが、スッと徹るように口の中に広がりました。
油っこくはないわりに、お肉の風味が柔らかい甘とともに香ります。
単調ではない、かといってとっちらかり感もない、ちゃんと一体化した複雑な味です。
なかなか美味い。
本格インドの味、という語もまるっきり嘘とは思えない。

本格インドの味かどうかは判りませんが、スパイスを感じるちゃんと「インド風」な味わいではあります。
ちょっと苦い風味が、油脂と玉ねぎ、野菜類の甘みによく絡んで好きな雰囲気。

大きくガッツリ感のあるお肉は煮込まれ過ぎなぱさっと感があり旨みはありませんでしたが、見た目の立派さと硬い噛み応えで存在感はばっちり。
やわらか過ぎないじゃが芋もまた、食べ応えと存在感はばっちりでした。

総じて美味しいという感想。
250円ちょっとにしては、豪勢気分を味わえる。
大辛と言うほど辛くはありませんが、辛口と言うならまあまあちょうどいい辛さでスパイスの苦味、通底する甘みとバランスよく、お値段よりは高級感あるかと。
イオンちょっぴり見直しました。

https://www.topvalu.net/items/detail/4549741012409/


2017年12月3日日曜日

レトルト / 嶋田牧場比内地鶏カレー

今日のお昼ご飯はおでんにしよう、と思ったのですが、ご飯に炊き込むものを考えるのが面倒でした。
というわけで、ご飯はカレー粉入りで炊いて、カレーご飯で食べたら良いんではないか。
おでん種の数が少なめなので、もういっそカレーとおでんにしたらいいのではないか。
という雑な思考を経て、お昼ご飯はおでんとカレー、となりました。
塩分と総量に配慮してカレーは一袋を息子が2/3、わたしが1/3食べることにしました。
分け合う。一袋を。
そんなわけで、なんとなく子供と分け合うのに良さそうかな、という理由で、比内地鶏カレーを選びました。


以上の経緯説明により、おでんと合わせて食べたということはお判りいただけたと思います。
おでんは、我が家は市販の出汁の素などは使いませんので、基本的にお味はそれほど濃くはないと思っていますが、そもそもおでん種に味があるからね。
カレーのみを味わうときとは違う、おでんに対する相対的な味評価となっていることはご理解ください。

ということで、湯煎で温めたパウチを、カレー粉入りの黄色いご飯の上にぱさーっと空けていただいたのです、が。

黄色ご飯の上にかけると、このカレー、ほんと紛うことない「黄色いカレー」だなと思いました。
一体化しそうな黄色味。
昔懐かしいカレー粉カレーのヴィジュアルとでもいうんでしょうか。
ちょっともったりした、昔っぽいカレーです。
具材も、じゃが芋とお肉が大きく、ごろごろっという風体で入っており、なんというか、家で作った昔の家庭カレーみたいな見た目。

香りはカレー粉ご飯の香りのせいでいまいちよく判りませんでしたが、あまり強くはない感じ。
お肉っぽい香りもあまりしていないかな。
見た目の肉量は多いですが、香りが移るほどの脂はないんでしょうね。

と思いながらいただきました、ら。

あっさり系。
カレーの香りも強くないですが、お味もすごくあっさり系。
見た目通り舌触りはもったり感がありますが、お味の方は口に残らないさらっとしたお味。
油脂は少なそう。調味料とかもかなり少な目っぽい感じ。
パンチはないけど優しい味です。

大きなじゃが芋はちょっと粉っぽい柔らかな食感。
お肉は大きくてごろごろしてるのは良いんですが、歯応えがある、というより「硬い」という印象の噛み心地で味がなくてちょっと残念系なのは、わたしの「比内地鶏加工品」のイメージ通り。

そう、なんか比内地鶏の加工品って(本物の生肉から調理したものはそうでもなかったと思うんですが)やたら硬くて旨みが少ない印象なんですよね。
調理済み焼き鳥とか炊き込みご飯の素とか鍋用調味肉とか結構色々食べてるんですが、どれもこれもそんな感じで、実はあまり美味しくない印象……(^_^;)

お肉はそんな感じで残念で、カレー自体も薄味系のあっさりで「すごく美味しい」という強い印象は得難かったのですが、なんていうかね……。
身体に良い感じ。
というか、「身体に悪くない感じ」??
化学調味料とかそういう味が全然しない気がする、と思って原材料みたら、これですよ。


あっさり軽めの味わいなのも大納得の、このシンプルな原材料リスト。
口に残る後味の嫌味のない儚さも、解る気がした。

ものとしては、これ、きっと良いものなんでしょうね。
身体に優しいあっさり系が好きな方には、お勧めしてもいいかも。
…… お肉の味と食感の残念さには目をつぶってくれるなら(苦笑)

おでんが化調系旨み強めなせいで余計あっさり感が強調された可能性もなきにしもあらずではありますが、一食としてのバランスで言えば、両方味が強いよりはバランス取れてたかもしれない。
そう思って納得しました。