2016年12月19日月曜日

レトルト / 三崎港まぐろカレー

昨晩カレーの画像をしこたま見てしまったせいで、もう睡眠中からカレーが食べたくて仕方がなかった。
というわけで、今日は朝からレトルトカレー。
やや辛めででも辛すぎない普通のカレーが良いな、と思って中辛のゴールデンカレーと悩みましたが、原材料比較でリストがシンプルなこちらを選びました。
朝だから化調系は少ない方が良いかなと思って。


黒地に金文字が豪華なパッケージ。
もらいものだからお値段はわからないけど、見た目は結構お高そう。
(※公式サイトで調べたら税込594円でした)
しかもまぐろ。有名な三崎港。
というわけで、期待しながら湯煎して、ほかほかに温まったパウチを開けました。
ら。

パウチを開けたら香って来たのは、かなり強めの魚のにおい。
生臭い、まではいかないけど、確実にお魚が入ってるにおいがします。
色は上品で光沢のある濃いめの褐色で、なめらかな感じ。角切りのちゃんとした塊まぐろ肉がごろっと5個くらい入ってる。外箱からの期待を裏切らない、上質な見た目です。
お魚のにおいは強いですが、甘辛めのスパイシーなカレーらしい匂いもちゃんとある。
期待値上げてくる。

美味しそう、と思いながら一匙食べてみたら…… 濃厚!
甘味が強くて鮪の旨みがある。見た目通り舌ざわりは滑らかですが、ぽってりと居座る濃さがあります。
甘味が強いかな、と思いながら二口目を食べますと、スパイシーなカレーらしい辛さがしっかりと利いていることにも気づきました。
甘味が非常に強いんだけど、塩とスパイスも強めで、お互いの強さの相乗効果でものすごく濃い味になっている。
かと言って過剰に感じないのは、鮪の旨みがきちんと活きているせいでしょうか。
美味しいです。
味が濃いので喉が渇く感じですが、甘味と塩気、スパイスが全部強いのにバランスが良く、甘いと辛いで飽きさせない。
しっかりとした存在感のある角切りまぐろも、鮪の味が残りつつもカレーの風味が染みた絶妙なお味とパサパサ過ぎない食感で、満足感があります。
もっとまぐろ大きくても良い。

すごく美味しい。ただし味は濃い。
ご飯がいっぱい必要な味と感じましたが、いっぱいのご飯でも負けないカレーのお味の存在感があるということで、これは多分美味しいカレー。
やや塩気が強い感があるので、寒い冬の朝には体温上げるのにちょうど良かったかも、とも思いました。
旨いです。

http://www.choumi.jp/


2016年12月14日水曜日

レトルト / 大阪天満 極醸カレー

仕事休み取ったのに予定がなくなり時間が空いちゃったので、ここぞとばかりに昼飲みです。
昼飲みならば、カレーも食べよう。
ということで、本日は、期待値のあまりの高さゆえに後回しになっていた「大阪天満 極醸カレー」をいただきました。



大阪の「王様のスプーン」 という有名店のカレーを再現したものらしいです。
カレーのパウチ袋の他に、「ガラムマサラ」 を名乗るビニール小袋が付属しています。
ちょっとオレンジがかったようなスパイスです。
原材料を見ると、小袋の中身はブラックペッパー、赤唐辛子、コリアンダー、クローブ、カルダモン。
注意書きには「付属のガラムマサラは大変辛いスパイスですのでご注意ください」 とあります。
辛い上等。バッチコイやー!
と言いつつ、ちょっとずつ様子を見ながらかけて食べることにしました(笑)

というわけで、大阪天満 極醸カレーですよ。
期待値の高さを反映して、まさかの、スキレットで直火温めでいただきました。

見た目はパッケージ写真と相違ない、かなり濃いめの褐色です。
油分は少々浮いていますが、「薬膳スパイスのヘルシーカレー」 と謳うだけあり、さらりとしたあっさりな印象です。
香りはそれほど強くなく、こちらもさらりとしたあっさりな印象でした。
国産牛肉も売りのようですが、手のひら大のお肉が一枚ごろんと出てきて見た目は豪華、売りにするに十分と感じました。

一口食べてみますと、辛味のほとんどない柔らかな味です。
あっさりしてます。
ほんのりと鼻に抜けるような爽やかなスパイス香のあるスパイスカレーではあるけれど、インドカレー屋的なインドカレーではない。
かと言って欧風でも日本式でも南インドとかスリランカとかのあっさりカレーとも違う。
お野菜はいっぱい入ってそうな、丸みのある、身体に優しげな味です。
確かにカレー。日本カレーに近いスパイスカレーかネパールスープカレーの汁けが少なくて粘度があるみたいな、ちょっとなんとも表現できない印象です。

美味しいけどなんかちょっとなにかが違う、と首を捻りつつ、ガラムマサラを少しかけて味変に挑戦です。
スパイス自体はそんなに香りがしていません。
ちょっと舐めてもみましたが、特に辛い感じもなく。
こちらも首を捻りつつ、まだスキレットの中でぐつぐつ言っているカレーの中に、やや多めにかけて食べてみました。
ら。

……!!

温まると香る!
香りと辛みが生まれる!

あーこれ、このスパイスを入れてからが真骨頂だ。
香りとほんのりとした辛さが加わり、カレーらしさがアップしました。正体不明の様カレー的食物から、立派なカレーに脱皮。
美味しい。
牛肉の味わいがスパイスの香りと辛味で際立ったのか、肉の旨味もしっかり感じる。
大きな肉塊に挑めば、こちらもほろりと繊維状に崩れるしっかり煮込まれたカレー風味の染みたお肉で、美味しい。
これはスパイスもっと入れるべき。
とじわじわ振りかけていたら結局一袋全部使っちゃったんですが、全部使ってもそこまで辛くはなりません。
辛くはない癖に、じんわり汗が出るくらいに身体が温まります。
スパイスが良い仕事してるな!

このカレーはかなり美味しいんではないでしょうか。
別添えスパイスが成功してる。
良い仕事してます。
お肉も大きく食べでがあり、食べたことのない方にはお勧めしたい。
実店舗が大阪に在るようなので、近くに行く用事があったら行きたいかも。
そう思わせるカレーでした。


2016年12月11日日曜日

千代田区 / 東京カレー屋名店会 秋葉原アトレ店

■ 食べたもの
エチオピアチキンカレー+デリーカシミールカレー セット 960円

■ 感想

お友だちが秋葉原を案内してくれると言うので、一緒に行ってきました。
お夕飯も一緒に食べよう、ということになったのですが、行きたかったお店が少し歩かねばならず時間と土地勘がないのとで断念。
代わりに、駅隣接のビルに在ったこちらのお店に入りました。
店頭に置かれていたメニューを見たら、名前を知っている有名なお店の店名を冠したカレーばかりが載っています。
且つ、激辛好きのご友人が「デリーのカシミールカレーがある!」 と仰ったのが決定打。

キッチンをコの字に囲んでカウンターがめぐらせてあるだけの小さなイートインスペースと言うかカレースタンド。
スタッフさんは二人の外人さんでした。
入店時にはほぼ満席で、席数少ないとはいっても繁盛していると言って良いレベル?
小さなスタンドでしかも有名店の店名で推してるカレーを扱っているという点で、「レトルト?」「配送?」 とちょっと穿った眼で見てしまっていたのですが、お味の方は確かなのかしら、とそこは安心材料でした。

頼んだのは、上記エチオピアチキンカレー+デリーカシミールカレーのセット。
小さなカレーポット二つにそれぞれのカレーが注がれた、相盛ではないセット形式。ライスの上にはパパド半分、それにカップで掻き玉スープも付いて、テーブルの福神漬け取り放題960円。

やって来た二種類のカレーは…… 見ただけで、どちらがどちらか一発で分かります。
だって、この真っ黒な液体に見覚えがある!!!(笑)

カシミールカレー。それは以前、レトルトで確かに食っている。
それは「富山発インド料理タージマハールオリジナルカリーソースブラックカシミール・カリー極辛口」という名前の超長いレトルトカレーなのですが、ええ、ええ、確かにこんな黒いサラサラの液体スープカレーでしたとも。

思い出すだけで汗が出るわ、と思いながら、一口スープ状のカレーをすすりましたら。
来ましたよ。
唇への 確かな痛み が!!!

わーこれやっちゃったヤツだ!
お腹弱ってる時(※極度の冷え性で腸に来るタイプ) に食べるべきじゃないヤツだ!

とにかく辛い。というか唇が痛い。
辛い。痛い。汗が出る。という例のヤツでした。

でも、富山カシミールとはちょっと違う印象です。
デリーカシミールは、なんか「痛いほど辛い」 って感じ。苦みはあるけどほんのりで、複雑な味わいというよりは辛味に特化したタイプに感じました。お肉かな、旨みは確かにあるけど、出汁と辛さで食わせる印象です。塩分そこまで濃くないマジスパ、的な。

富山カシミールはもっとこう、痛い辛い中に胡椒のキリっとした刺激とか苦みに酸っぱさがあったりしてスパイスの風味を感じた気がするのですが、そういうのがあんまりないような?
お肉もカレーの辛さを良く吸った「辛い肉」 ではあるものの、肉の旨味は出尽くしちゃった感じがしました。
辛いものが食べたいときには良いけど、スパイス風味がちょっと足りない、というところかしら。
でも、激烈な辛さにもかかわらず、後述のチキンカレーと混ぜてみたりスープそのままで飲んでみたりと結局無理なく完食したのでした。

エチオピアチキンカレーの方は、先にカシミールを食べて舌が辛みに対して麻痺していたため、正確な辛さは解りません。
でも、甘口カレーではなかったと思います。
味わいは(カシミールと比べたら当り前ですが) お野菜風味のまろやかで丸みのある優しいお味と感じました。
辛くて痛い舌に優しい。

カシミールと同じく、こちらもさらさらのカレー。
でも、粒々とした具材やスパイスがたっぷり入っているため、スープ状とまではいかず、ご飯に絡んで食べ易い。
こちらはスパイスの香りがあって、わたしのイメージするカレーに近い、スパイスカレーの雰囲気がありました。
お肉も、柔らかくきちんとお肉の味がしていたのが良かったです。

パパドのパリッとした味わいと絡め、辛すぎて痛いカシミールカレーの調和役として、と脇役のような扱いで申し訳ない感じですが、非常に良い舌休め的ポジションで活躍してくれました。
カシミールカレーの染みた出汁殻お肉にこちらのチキンカレーの粒々具材を乗せていただくと、お味も食感もちょうど良くなります。
スパイス風味がプラスされて、且つ辛さもあって、わたしは好き。

カシミールカレーで食事を〆たら絶対辛みが口に残りそうだったので、最後はこちらのチキンカレーでお口を流し、後味美味しくごちそうさまが出来ました。

いやー、カシミールカレーがものすごく辛くて、寒かったんですが、大変汗をかきました。
身体もぽかぽか。
このぽかぽか効果がかなーり長いこと持続し、もともと夕食の消化が悪くて少しの食事でもやたら夜まで腹持ちが良いのですが、今回は、18時に食事して0時過ぎに寝るまで、ずーっとお腹がぽかぽかしてた。
でも胃もたれしてる感じは全然なくて、すっきりしてる。
あんなに辛かったのに。
油分の少ないさらさらカレーだったから、あんなに辛くても意外にお腹には優しかったんですかね。
カレーってすごいな、って思った。
湯たんぽ入れずに寝たからか朝起きたらだいぶ寒かったけど(苦笑)、朝もきちんとお腹空いて、朝食もしっかり、食べ過ぎなほど食べられました。
ほんとカレーって健康食だと思います。
秋葉原まで行って他にもっと良い選択肢があっただろ、と思わないでもないけど、結果的に身体に合ったものを食べられたようで、満足です。

食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131001/13119088/


2016年12月4日日曜日

レトルト / タラバガニのカレー クリーム仕立て

この一週間くらいずっとお腹壊してます(T_T)
ものすごく寒さに弱いのでお腹が冷えたのだろうと思い、お腹にカイロを貼りました。
一昨年はこれで低温やけどして、大変な目に遭ったのでした…… 今年もなりそうで恐い。

というわけでお腹は痛いんですが、カレー食べたかったのでランチカレー。
どうせもとよりお腹も痛いので冒険しようと、まさかのここでカニカレー。
しかもクリーム仕立て。



というわけで、もうほんとお腹痛くてやる気なかったので、せっかくのにしきやさんですが、レンジでチン。

800w 一分で、小爆発を起こしました。
蓋かけてたからセーフですが(^_^;)

見た目は赤みがかった感じです。
トマトっぽい赤みをベースに、クリームでちょっと白く濁ったような色合い。
ぼつぼつと細かい繊維状のものがたくさん入っており、これが多分カニのほぐし身かな。
本当にたっぷり入っていて、パッケージ裏の説明文に偽りなしです。
香りもシーフード系、カニの香りですな。
カレーって感じはあんまりしません。

温める前はかなり粘度の高いどろどろでしたが、温めたらちゃんとソース状になりました。
カレーって言うより洋風のソースな見た目。

その赤くつぶつぶしたものをスプーンですくい、ご飯とともにいただきます。
いただきます。

あ、結構辛い。
辛いって言うかしょっぱいのかな?
パッケージの辛さ表記は3/5。辛味寄りの中辛なのが納得のしょっぱ辛さです。

カニは味も香りもしっかりします。
フレーク状のものはやはりカニらしく、やや硬めの食感で、ちゃんと形のあるカニ缶のカニ身っぽさがある。
カニカレー。

クリーミー、というほどクリームではないです。
結構辛いんもん。
そして、にしきやさん独特の、としか表現しようのないわりとにしきやさんのカレーに共通している(気がする) 馴染みのある「癖」 を感じる味だ。
スパイスなのかな。カレー粉入ってるもんね、にしきやさんのカレー粉の味なのかな。
想像する「カレー味」 とは違うんだけど、これが多分スパイスの味なんだろうねぇ、と思います。

ちょっと癖がある匂いみたいな、鼻に抜けるような味があるんですよ。
インド直輸入のレトルトカレーにも感じたことがあるので、エスニック臭、っていうイメージです。
その辺のメーカーのような「欧風カレー」「洋食系カレー」 にならないのは、多分この不思議な匂いのせいなんだろうな。

というわけで、感想は「にしきやさんっぽい」。
カニ感はぜいたく。トマト感は少なめ。欧風とか洋食系とかではくくれない、独特のエスニック感のあるクリームカレー。

にしきやさんは難しいなあ。
決して不味くはないんだけど、独自路線、としか言いようのない味に感じます。
人に勧めるかと言われると微妙だけど、たまに食べて「あぁ~」 って納得したい味でした。

http://www.nishiki-syokuhin.jp/