2017年1月30日月曜日

レトルト / ゴールデンカレー

朝カレーです。
昨晩「フードディクショナリー カレー」 という本を読みながら寝たらカレー食べたくて、できれば普通っぽい家庭風欧風カレーが食べたかった。
というわけで、ゴールデンカレーです。



でも、ガッツリ食べたかったからずいぶん加工してしまった。
蒸したキャベツと玉ねぎ、温玉とチーズとパセリを乗せて表面をちょっと炙った焼きカレー風。
結論。
超美味かった。

具材は人参とじゃが芋が目立っていました。
お肉は薄切りがちょっとだけで淋しい感じでしたが、人参の色がすごくきれいで、色合いは華やかでした。
冷たい時は粘度高めかと思ったけど、温めたらそれほどではなくなり、滑らかさではそう秀でたところがないながら色合いが好きなタイプの濃いめの褐色で、人参の色味もありなかなか美味しそう。
香りはあまり濃くはなかったと思います。
チーズのせいかもしれませんが。

食べてみると、辛くはない。
ヱスビーの中辛にしては刺激が少ない感じ。
でも、ちゃんとスパイスの存在があります。刺激的な辛さではなく、スパイスらしい複合的な辛さです。
嗅覚ではそうでもなかったスパイスですが、食べるとちゃんと鼻に抜ける感じがある。
さすがヱスビー。
ヱスビーの、パッケージでスパイスを売りにしているレトルトは、だいたいスパイスの存在感があってちゃんとスパイシーな気がします。
スパイス遣いが上手い印象。
香りが良いよね。

家庭カレーと言うには豪華な味。
レストラン系でも納得いく、高級感のある雰囲気でした。
卵やチーズでいろいろ上書きしちゃったせいもあるかもですが、スパイス風味の欧風カレー、という意味では王道的な美味しさでした。
トッピング多めだから半分で良いかなと思ったけど、結局全部食べちゃった(朝からw)

商品紹介:http://www.sbfoods.co.jp/products/catalog/products.php?CGLCODE=00300&CGMCODE=00200&CGSCODE=02200

辛口もあるんですね。
見たことない気がするけど、見かけたら買ってみようと思います(*^_^*)


2017年1月26日木曜日

北区 / サンガロ

■ 食べたもの

ランチセット シーフードカレー3辛 900円
サラダ、ナン、カレー(シーフード3辛)、ドリンクバー

■ 感想

サラダはキャベツ主体で人参とキュウリが飾り程度で、分量的には少な目のランチ用ミニサラダ、って感じ。
ドレッシングはごま風味でたっぷりでした。普通の市販ドレッシングっぽいかな。
ドリンクバーはカラオケ屋さんとかファミレスで良く見る、サントリー系のフリードリンク機械でした。
主にウーロン茶を氷抜きでいただきました。
温かいものがなかったのがやや残念。チャイとか飲みたかったんだけども。

ランチセットのカレーは、850円~900円程度で幾つかありました。
日替わり、キーマ、野菜、チキン、かぼちゃがレギュラーであったのがちょっと珍しくて、あとシーフード。
標準が2辛で唐辛子マークなしだったので、今回は3辛、唐辛子一本表記のものをお願いしました。
お皿は大き目のお皿で、カレーの分量は見た目多めに見えました。
でも深さがあまりないので、総量としては見た目ほどは多くなかったのかな?
トマトベースのシーフードカレー。
シーフード自体は冷凍のミックスシーフードかしら。イカが多めで小海老が少し。
形のある具材はシーフードだけでしたが、ごろごろ、という感じではなく少な目ですね。
ちょっと淋しい。
油分の少ないサラサラタイプのカレーでした。
スパイスも癖のないまろやかな香りで調和重視な印象。
辛さも一段階上げたわりには、辛みの刺激はあるけど持続性がないと言うか蓄積しないと言うか、ピリっと刺激が来てすぐに流れ去って行くような、引き際鮮やかで後に残らない辛さ。
うーん、すごくささやかな味わい。
優しい食べ口のカレーでした。

ナンの方も同様に。
非常に優しいと言うかまろやかと言うか軽やかでささやかな控えめな印象。
大きさは大きくて、人魂型のしっぽはふかふかに厚みがあり、見本のような美しい見た目。
厚みのある部分は、しっとりしてふかふかです。見た目通りの白パンのようなふわっとした食感です。
甘味は薄く、ほんのりと粉の味わいが広がります。
素朴で美味しい。
と思いながら食べ進めて行くと、薄い部分は表と裏ときれいに二層に割け、裏部分はパリッとした食感です。表はややさっくりとした歯触り。
ありゃ、これ美味しいヤツだ。
しっとりふわふわ、パリパリに、さらにさっくりも味わえる。ほんのりと焦げた場所もあり、香ばしい炭の香りが香っていました。
なかなか出会えない、非常に楽しいナンです。

冷めるとしなっとした外見になってしまったのでちょっと残念なのかしら、と思ったのですが、萎びた部分も変にくちゃっとしておらず、見た目に反してそこそこのさっくり感が保持されていました。
なんで??
不思議だなあ。見た目はしなしななのに、目が詰まった湿気た感じになってない。
ナンが特に美味しかった印象です。
甘さも塩気もそうない感じでバター控えめの、素朴な粉の味わいのナン。それだけでも得点高いのに、この楽しい食感。
うーん、良いナンでした。

カレーがもう少し主張あっても良かったな、とかチャイがなかったとか若干の不満はありますが、全体的に優しいお味で嫌みがなく、食べ易い万人向けカレーで悪くなかったと思います。
もたれない感じなのが、今日の腹具合には合ってたかな。

食べログ:https://tabelog.com/aichi/A2301/A230110/23062240/

2017年1月22日日曜日

レトルト / ぶどう園の葡萄カレー、シチリアレモンカレー

本日1月22日はカレーの日、ということで、日曜日だし、子供と二人でランチにレトルトカレー祭。
一人で1パック食べるほどでもない(酷い) ものを、ということで、ゲテモノ扱いの葡萄カレー(山梨ご当地カレー) と、希少価値を感じない無印、シチリアレモンチキンカレーをいただきました。
二人で半分ずつ。



葡萄カレーとレモンカレー。
どちらもフルーツ系のカレーですが、湯煎して開けたパックの中身の印象は、まったくと言って良いほど違います。
葡萄カレーはデミグラス系の赤みの強い褐色、レモンカレーは黄色というか黄味がかったクリーム色。どちらも油膜が多めなのは一緒ですが、濃厚な旨みの香りとさらりとしたほのかな酸味の香りと、嗅覚にもまた対照的な感じ。

葡萄カレーは、お皿に空けたら出てきましたよ、ごろっと丸ごと葡萄。
2粒入っていたので、子供と1個ずつわけました。
お肉は細切れなくず肉っぽい感じの破片が3つくらいで、葡萄の存在感に比べてかなりささやか。
一応、パッケージでも「山梨県産フジザクラポーク使用」 とブランドを宣伝してはいるんですが…… このくず肉っぷりでは良い印象は抱きようがないな(^_^;)

対するレモンカレーの方は、レモンは…… 入ってないかな。
鶏肉は、こちらも破片系の小さなものですが、葡萄カレーよりは若干多めで存在感はあり。
皮っぽいのが難点でしょうか。
スプーンですくってみると、見た目通りかなりさらさらな印象。
クリーム色、ですね。

というわけで、いただきました。
ら。

葡萄カレーは、一口食べてあっと驚くお味でした。
トマトベースの甘酸っぱい味わいに甘口赤ワインの風味とでも言うんでしょうか、濃厚な葡萄の甘みが来るんですが、甘味だけじゃなく、同時に味覚を刺激する し ょ っ ぱ さ 。
スパイスっぽい辛さも感じますが、でも塩で辛いのかも。
フルーツらしい甘味が強いせいもあり、塩気と辛さの混ざったガツンとした味に、思い出したのは ソース系大阪甘辛カレー 。

え(笑)

いや、もうちょっと洋風って言うんですかね、葡萄の赤ワイン風味でデミっぽさはあるんですが、そう言う意味では大阪甘辛カレーのようなジャンク感とはちょっと違うんですが、でももうなんかスパイスとフルーツのあんまり調和を大事にしない主張の激しさがちょっと上品とは言い難く、全体的に甘酸っぱくてしょっぱくて辛いというとっちらかった感じ。

美味しいとか美味しくないとかを超越した混沌というか、デミグラスソースも味が強くて過剰に感じることが多いわたしの味覚がそうなっているだけかも知れませんが、全体的に やり過ぎ という感じでした。
不味くはないんだけどなーなんかまとまらない味。
甘口ワイン的濃厚な葡萄風味なのに トマトが張り合ってる という感じ。

カレーとして食べるから何か違うのかも。
肉料理のソース的にちょっと食べる部類のものなのかも。

翻ってレモンカレーの方は、濃厚な葡萄カレーとセットだと明らかに味が負けてる、ほんのり爽やかテイストでした。
まろやかというにはさらさらな食感で、なめらかな印象はありません。

甘味が強く、レモンはほんのり感じるか感じないか程度。
思い込みで感じるレモン、という域な気がしました。
カルディのレモンカレー の方がレモン風味だったかなあ。
でもあれもにんにく風味だったような気がする(^_^;)

香りは酸味を感じましたが、酸っぱいのは香りだけでした。
お味の方は、酸味は強くはありません。
辛さもない。甘くてフルーティな感じはするけれども。
カレーじゃないよね、と思わず首を捻りました。
こちらも美味しくないというほどではないのだけれど、カレーを食べたと言う満足感は薄かったです。

葡萄カレーもレモンカレーも微妙線な覚悟で食べ始めたから、想定通りと言えば想定通りではあるんですが、カレーの日の祭として食べるには、ちょっとカレーっぽくなさ過ぎたかな、という後悔があります。
美味しくないわけじゃないんだけど、お腹はいっぱいになったけど、でも満足感はいまいちでした。
なんかちょっと不完全燃焼。

ありが桃園
無印オンラインショップ


2017年1月19日木曜日

レトルト / カレーマルシェスペシャリテ 仔羊とマッシュルームのカレー

朝カレー。
先日イオンで買ったばかりの430円くらいだったかの、わたしのお買い物にしてはややお高めレトルト「カレーマルシェスペシャリテ 仔羊とマッシュルームのカレー 赤ワインと黒トリュフ塩仕立て」。
タイトル長いにゃー。

レトルトで羊肉って珍しいですよね。
高級感のあるパッケージ、「スペシャリテ」 の名と相まって、全体的に特別感があります。
そりゃ、買ったそばから食べちゃうよね!



というわけで、朝からがっつり食べる気でいただきました。

湯煎で温めたパウチを開けると、レトルト欧風カレーにありがちな甘味のあるフォンの香り。
トリュフの匂いがどんなだか判らないので(庶民orz) わたしには、レトルトなフォンの香りの印象が強かったです。

意外に普通のカレーっぽい匂い、と思いつつソースをお皿にあけますと、ごろごろっと丸ごとのマッシュルームが3つか4つかほど落ちてきました。
丸ごと……! 豪勢……!

色はパッケージ通りの濃い褐色。
黒みがちと言っても良いくらいの濃い色目です。
しかも、見た目に滑らかなのがよくわかる艶々っぷり。
外見ほんと豪華だわ。お高いだけのことはある。と納得の見た目でございました。

しかしアレ。
見た目よりも大事なのは味なのです。
羊肉カレー好きを自称するわたしですから、半端なお味じゃ許さないぜ! と気合を入れて、いただきました、ら。

おおおおお!
期待以上の羊の香り!
ちゃんと羊のくせのある香りが、嫌味にならない食べ易いほんのり具合で鼻へと抜けて行きます!

ありゃ、美味しいじゃないですか。

舌触りも滑らか。柔らかい口当たり。
ソースの基礎は甘味が立った感じなのに、スパイス感があると言うか、結構強めの辛味な刺激を感じます。
美味しいですよ。
甘いのにしっかり辛くてスパイシー。
辛味順位は3/5 で真ん中ですが、やや辛味寄りの味わいと感じました。
濃厚な滑らかソースと相まって、ご飯進む進む。

お肉は小指の爪程度の小さいものが3片程度、しかも筋肉っぽい感じで淋しい限りでしたが、柔らかくてとろりととろけて、美味しい。
というか、美味しいだけに肉の少なさが恨めしい。
もっといっぱい入ってたら100点満点だったのに~!

しかしほんと美味しいカレーでした。
甘くて滑らかで濃厚感があって、でもしっかりとした刺激もある。
羊の香りもくさ過ぎない絶妙さできちんと香り、羊肉カレーを食べてる感じが味わえる。
スペシャリテ言うだけのことはある。お高いだけのことはある。
美味しかった。
もう一回買っても良い。

…… ハウスの本気、か。

公式サイト:http://housefoods.jp/products/catalog/cat_1,ret,curry,mars.html


2017年1月13日金曜日

レトルト / 将軍家康 出世城カレー

今年初の朝レトルトカレー。
ストック袋の一番手前にあったと言う理由で、浜松ご当地カレーのこちらを選んでみました。


紙製ですが、箱型パッケージではなく包んであります。
箔押しって言うんですかね、金箔が貼ってあって豪華な仕様です。
印刷も色が良くて、質の良い感じ。
期待が持てますね!

と思いつつ、湯煎で温めていただきました。
熱々のパッケージの封を切…… ろうとしたけどなかなか切れず(笑)、ハサミで切って開けました。

ざらっとご飯の上にかけてみると、なんとびっくり。
カレーソースの色が、びっくりするくらいの真っ黄色でした。
良く言う「昔の給食カレーの色」 という本格的な黄色カレーでした。
パッケージに金が貼ってあるうえ「開運招福」 「縁起担ぎ」 とパッケージにも書いてあるので、もしかしたらこの黄色、黄金をイメージしての色合いなのかもしれませんね。

ざらっと空けたカレーの具材は、まるでタイのグリーンカレーのように筍どっさり。
細長い筍がざらざらと流れ出て参りました。
ついでに、売りである「三方原のじゃが芋」もざらざらと山盛り。
ただしこちらは5mm角と言った程度の小さいものですが。
お肉は…… 見えねぇなあ(苦笑)

と思いながら一口食べてみましたら。
みましたら。
…… なんか変わった味がする。

粉っぽいと言うか、滑らかではない奇妙な舌触り。
じゃが芋が溶けた跡?? と思わないでもないですが、それにしてもなんかざらっとした粉っぽさ。
芋でんぷんにしては変わった臭みも感じます。

なんだろう、変わった味、と思いながらパッケージを裏返して原材料を見てみたら。
ココナッツ、バナナ、リンゴ、マンゴ、レモンに柚子に魚醤に豆味噌、となんだか微妙にカオスなラインナップ…… 筍がタイカレーっぽいだけじゃなく、ココナッツとかレモンとか魚醤とか、この辺もタイカレーっぽい気がしました(^_^;)

でも小麦粉とか脱脂粉乳とか、タイカレーじゃない原料も入ってるしなあ。
なんとなくまとまりのない印象ですね。

辛さは中辛仕様ということですが、若干辛口寄りかと思います。
少量食べただけでは感じませんが、食べ進めてゆくうちにじわじわ辛さが蓄積されてきます。
最終的にはやや辛いかなという感想に落ち着きました。

でも、お味の方は最後までなんか違和感があって慣れませんでした。
決して不味くはなく結局ご飯お代わりしてまで全部食べたくらいなもんではあったのですが、舌触りのざらりとした異質感と味わいのとっちらかった感は解消できず。

誰かにお勧めしたいタイプのものではなかったです。
一応チキンカレーのはずが全然お肉が入ってなかったのも残念ポイントでした。
パッケージは豪華だったんですけどね。
裏面一面に浜松の観光案内がプリントされていたりして、面白いんですけどね。

…… でも、年頭初のレトルトカレーとしてはかなり残念レベルでしたorz


2017年1月12日木曜日

名東区 / カルナータカー(四回目)

■ 食べたもの

ランチAセット ドリンク抜き 1100円
前回の感想はこちら

■ 感想

本日のセットは、
キャベツのトーレン(って言うのかな?)
塩味ヨーグルト
緑豆と里芋のカレー
豆と野菜のサンバル
ミックスベジカレー
パパド
チャツネ2種
ドーサ
ご飯
紫玉葱の添え物
でした。

ノンベジ以外では 甘口エッグカレー(+100円)辛口カジキカレー(+200)が選べました。
サンバル止めてエッグカレーにしようとしたら「サンバル抜かすとお替りなしになっちゃうから、サンバルはお勧めしますよ」 と店主に言われてしまい…… 心が揺れて、結局エッグカレーを取りやめた優柔不断です(笑)
そして今回も相変わらずチャイは抜きで、1200円セットから-100円。
チャイは一番初めに行ったときにあまりの甘さに頭痛がしてから、再び頼んだことはありませぬ(^_^;)

そんな感じでオーダーしましてた。

ちょっと盛りが全体的に少なくなった感じ。
ご飯とか以前はこんもり盛ってあった気がするのですが、ぺしゃんこ盛りでした。
お替り前提なのかしら。
ドーサも一回り小さくなった印象です。
お皿がいっぱいあるから華やかは華やかなんだけど、でも、見た目が少し淋しくなった感じです。
と思いつつ、いただいてきました。

アチャールかトーレンか解りませんが、キャベツのスパイス和えみたいな食べ物。
シャキシャキのキャベツの食感にほんのり塩味とスパイスの苦みが香り、美味しかったです。
ヨーグルトは塩味で、ライタというのかしら。お野菜が少し混ぜ込んであったようで、固形のカリッとした具材がありました。
こちらは食中のお口直しにいただきましたが、そう言えば、ご飯にかけても良いものなんでしたよね。
すっかりわすれていて、ご飯にかけての味変は楽しみ損ねてしまった。

カレーの方は、色々悩みましたが結局基本のベジメニュー3種類に落ち着きました。
サンバルはほんのり辛さと酸っぱさが同居した、トマト色のスープ。
大きく切られた冬瓜がとろけるようなとろとろ加減で、寒い冬の日に熱々で美味しかったです。
辛さも酸っぱさも以前よりも落ち着いて、とんがった感じがなくなった気がします。
丸みのある穏やかな辛みと酸味のバランスが良く、物足りなくも、ご飯なしでそのまま食べても美味しいから、お替りフレンドリーにはなった気がします。
お替り自由ということで、勧められるままに一杯お替りをいただいきました。
冬瓜は大きめですが、お腹にたまるお豆は少な目で、スープ自体も重くないさらさらスープでして、ちょっと欲張っていただいてしまっても十分お腹に入ります(笑)

緑豆と里芋のカレーは、こちらもごろんと大きな里芋が二つ入っており、里芋に緑豆が絡んでいるような見た目。
ドライカレー的です。
こちらも辛みは少なく、穏やかな味わいでした。
お豆も里芋もほんのり甘いので、辛さよりもマイルドな甘みを感じるくらい。
ねっとりとした里芋が美味しかったですが、カレーっぽさは少ないように感じました。
ご飯と食べるよりも、つまみとかでいただきたくなる、里芋煮っ転がしっぽいイメージの、完結した料理でした。

お野菜のカレーは…… お野菜のカレーなのかしら?
こちらもトマト風味のスープカレー。
サンバルとお味的にはよく似た感じでした。
というか、ちがいがあんまり解らなかったです。
辛さは一番辛みを感じましたが、それでも「辛い」 というほどではなく、嫌味のない素直なお味で頭も感性も使うことなく、ぱくぱくとご飯とともに食べてしまいました、
野菜カレーと言うよりはスープばっかりだった感じで、具材の印象もあまりなく…… すみません(^_^;)

ドーサは南インドの豆粉を使ったクレープのようなお料理で、中にじゃが芋のスパイス煮? スパイス風マッシュポテト? が入っています。
添えられたチャツネ2種を適宜つけていただきました。
とは言え、ドーサはチャツネで味を足さなくても十分美味しい。
最初に食べたときだったかな、豆粉のお味と発酵臭で甘酸っぱい感じがしたのですが、だんだんと油分が強いお料理に変化してきた感じで、今回もやや油ギッシュな焼き上がり。
その分豆粉の甘さや発酵の酸味は薄く、癖のない、万人向けなお味と感じました。
油のコクとパリッと揚げ焼きになったクレープ生地の食感で、スナック的な美味しさがあります。
じゃが芋は前までは角切りっぽくなっていて、食べようとするとクレープ生地からぽろぽろ落ちて食べ辛かったのですが、今回はマッシュポテトっぽくて、生地の中にしっかり納まり、食べ易かったです。
スパイス風味は強くなく、油分のスナックっぽさが強めの仕上がりでした。
そこへチャツネで味を足すことで、さらにジャンク感が上昇します。
チャツネは一つはココナッツ風味。塩味がかなり強く、じゃが芋と塩の相性の良さを再確認する結果になりました。美味しいですが、そのままではしょっぱくて食べづらい。
余った分はご飯のお供としていただきました。
もう一つのチャツネは…… なんだったんでしょうか、茶色くて出汁っぽいお味でしたが、ベジ仕様だからお魚とかではないはずですが。
こちらはほんのりと旨みが加わる印象で、ココナッツチャツネほど味がきつくないので、そのままつまんでもまた美味しいです。

ご飯は2山盛られています。
黄色く着色されたものと白いものがマーブル状にまざったご飯。
良く見るとお米粒が細長いものと丸みのある短いものと2種類あり、聞いてみたところ、タイ米と愛知県産米を半々くらいにしている、とのことでした。
長いのはタイ米なんですね。
黄色の着色料はターメリックだそうですが、他のカレー屋さんで食べる着色ライスより、黄色が随分鮮やかな気がします。
なにかコツがあるのかしら? それも聞けば良かったな。
硬めのぱさっとした炊き上がりで、噛み応えがありました。
カレー用ご飯、っていう感じ。
因みにお替り可ということで、相変わらず三口分くらいをお替りして、カレーとともに、パパドを掛けて、チャツネの残りを混ぜ込んで、とアレンジを楽しみつつお腹いっぱい食べてきました。

お隣に座った一人客のお姉さんが「Aランチって量多いのかしら……」 と首を傾げながら悩んでいたので
「わたしAランチ、お替りまでしちゃいましたよ~、あはは~」
なんて声かけて来たんですが、良く考えたらわたしは結構食べる方なので…… 女性向けとしては少々多めなのかも知れないな、と後から思いました。
お姉さんが美味しく食べきれたかどうか気になります(^_^;)

2017年1月7日土曜日

名東区 / セクワコーナー&バー

■ 食べたもの
ランチセット 800円
サラダ、スープ、ナン、カレー(ほうれん草チキンカレー、1辛)、漬物、ドリンク(ホットチャイ)

■ 感想

ランチセットは800円ですが、フリーペーパーにクーポン入ってて一割引き、税込720円でした。
ランチメニューには漬物は書いていなかったのですが、クーポンのセット内容には書いてありまして、普段もレギュラーで出しているのかは解りません。

そんなわけで、しばらく調子悪くて刺激物を医者に止められていたのですが、この度検査が終わりましてまあまあ不調の原因がわかったと言うことで、勝手に解禁してきました。
どうせ何食べてもお腹が痛くなるなら(お粥ですら腹を下す) 好きなもの食べてお腹壊す方が後悔しないよね、という乱暴な理屈。

フリーペーパーにクーポン載せていた、引山のバスターミナル斜向かいくらいにある新しいカレー屋さん。
紹介文に「藤が丘の有名店出身のシェフの開いたお店」 みたいなことが書いてあって、ネットで見たら、どうやら駅前にあった カシミール のことらしい。
サリナ に変わっちゃって味も変わったと思ってたんですが、やっぱり作ってる人違うのね。
お店の方とお話しするチャンスがあったので「藤が丘のカシミールにいらっしゃったんですか?」と聞いてみたら「カシミール、僕です!11年いました!」 とにっこり笑顔で教えてくださいました。

サラダはキャベツ主体で人参やレタスも入ったきちんとした分量のランチセットらしいサラダ。
ドレッシング少な目で、お野菜シャキシャキで美味しかったです。
スープは白濁したチキンスープですが、塩気が強過ぎず、お葱がたくさん入っていて、丁寧なお味と見た目で好印象。

ナンは大変柔らかなふわふわナンでした。
好きなタイプとはちょっと違って残念。
厚みがあり、ふわふわで、小麦の味に加え、お菓子様の甘みがあります。ややオイリーな食感。
場所によってはほんのり焦げ目もある絶妙な焼き加減ですが、生地自体がふんわりと柔らかいので、さっくり感はほぼ感じませんでした。
冷めるとややもっちり感が出ますが、ふわもちな柔らかい食感はきちんと持続。
温かくても冷めても美味しいナンではありますが、小麦味の立った素朴なさっくり薄めのナンが好きなわたしには、こじゃれ過ぎな印象でした。

カレーはチキン、チキンほうれん草、豆、ポーク、野菜、キーマくらいから選べたのでチキンほうれん草をチョイスしました。
辛さは0~5まで選べ、「普通を」 と言ったら「辛さ1ね~」 とのこと。
結論から言うと辛さは全くなく、少しでも辛みが欲しいのであれば、2~ をお勧めしたい所存。
ほうれん草カレーのわりに、色は緑と言うより黄土色。
ちょっとくすんだ、カレーっぽい黄色の、わりにさらっとしたカレーでした。
ほうれん草の繊維とかない感じ。
お肉は腿肉かな? 小さ目の一口サイズが3切れと言ったところ。
分量的にも若干ささやかなカレーですが、お値段も安いしこんなもんかな?
と思いながらいただきましたら、お味の方も、見た目と同じさらっとしたお味でした。
くどさがない。マイルド。さらさら。辛味もまったくなく、シチューのような口当たりです。
幾分物足りなさはあるものの、お腹には優しそう。腹痛常連の今のわたしのお腹には、じんわり染み込む感じがある。
あー、普段なら物足りない、で一蹴するかもだけど、今のわたしにはこの優しさがちょっと良い。
スパイス遣いも穏やかで、なにか一つエッジが立ったような刺激的な部分はないのですが、非常に調和が取れています。まったりとした気分になる。
モンティマハル とは対極のほうれん草カレー。
あのリッチで濃厚な味わいが懐かしく感じつつも、あれは「特別な料理」 だな、と思ってしまうような、とても日常感のあるカレーでした。
濃ゆさのまったくないシンプルな味わい。これはこれで、なんかときどき懐かしくなりそうな味だな、と思いました。

お漬物は、ネパール式だそうです。
大根かな? 黄色いお漬物で、マスタードっぽい粒々がまぶされた、ほんのり苦みを感じるお漬物。
ちょっぴりだったのが淋しかった。
そして、これ見たら、プージャ が懐かしくなりました。
プージャのお弁当にもこんな大根付いてたなーもう少し酸味の強いはっきりした味だったけど。

ドリンクは、熱々のお砂糖別添えチャイを食後にお願いしました。
クローブの利いたほんのり苦いチャイでした。紅茶感の方が強めで、ミルクは弱い感じ。
口当たりがあっさりしていて美味しかったです。

で、総評としては、こちらのカレーは 超マイルド日常系 という感想。
ナンがもう少し素朴寄りなら完璧だったのににゃ~、と思うとそこだけ残念ですが、心や体が弱っているときに思い出して食べたくなりそうな、癒しフードだと思いました。
頑張るぞ、というときじゃなくて、癒しが欲しいときにまったりしに行きたい感じ。

そして、お店の方がとても愛想がよくて、実はこちらも癒されました。
カシミールの方がやってるって知って来た、と言ったせいもあるかもですが、まだ一回目の訪問にもかかわらず、すごくフレンドリーに「また来てくださいね!」 ってにこにこ言ってくれて、微妙な常連さん気分を味わってしまった(^_^;)

ぜひまた行きたいと思います。
また、粥を食っても腹痛に襲われるわたしが 食後4時間経った今もまったくお腹痛くなっていない ということは、ここでぜひとも主張しておきたい事実であります。
カレーは薬。万能薬。漢方にも組み込まれたスパイスの効能はマジで計り知れないものがあるな!

食べログ:https://tabelog.com/aichi/A2301/A230114/23061957/