2016年8月28日日曜日

レトルト / 大同インド風カレー中辛、セブンイレブンバターチキン、いなばのインド風ハンバーグカレー

夏休み最後の週末なので、愚息と二人でカレー祭。
愚息は大同のインド風チキンカレー、わたしはいただきもののセブンイレブンPBバターチキン、愚息がお替りを要求したので急遽いなば缶詰のハンバーグカレー缶を開けました。
二人で三種類、米二合を食いつくした。
そんな、夏休み最後の日曜日。

■ 大同インド風カレー中辛
大阪だかなんだか関西方面ではデフォルト扱いらしい(ネット情報) 大同のメタルカレー。
ちょっと遠くの安売りスーパーに行った際に見つけ、これは、と思い買ってきたもの。
インド風、というわりには、スパイスとかとろみとか別段普通のレトルトカレーっぽくて、どの辺が「インド風」 なのかはかなり疑問でした。
とは言え、68円くらいの激安品だったわりには、お味の方は悪くなかった。
激安の定番、「カレー職人」 的な、安心感のあるレトルト味。具材の感じはやや劣るかな。
中辛と言う割に辛くなく、愚息の評価は上々でした。

■ セブンイレブンPBバターチキンカレー
バタチキと言えば甘みが強くてまろやかな印象ですが、セブンPBは辛味評価が4/5、製造は安心のヱスビーとあって、甘過ぎず食べ易いお味でした。
辛みは強くはないものの、カレーらしさを感じる程度のほんのりなカレー辛さがきちんとある。
具材も鶏肉の細切れ的なものが結構ちゃんと入っており、そこそこ淋しくはない印象。
バタチキにしては美味しかったと思います。
ほんのり辛みが感じられたのが、なにより好印象でした。

■ いなば缶詰 インド風ハンバーグカレー
ハンバーグが全量の2/3ほどを占めているんではないかと思うような、ハンバーグの缶詰カレー味。
ハンバーグは硬めで大きくて食べ応えがあります。
カレーの方はなんだかにんにく臭い感じで、カレーと言うよりにんにく風味のキツイ何かを食べてる感じ。
親子そろってにんにく苦手なので、お替りとして食べるには若干苦行な感じがしました。
にんにくとハンバーグの食感以外は特筆すべきものがない。
インド風? と首を捻りたくなるところですが、先日DIYAで食べたカレーもかなりにんにく臭かったので、インド風のにんにくカレーと言うものは、確かにあるのかも知れない。


横浜 / 日比谷松本楼

■ 食べたもの
野菜カレー 1250円くらい

■ 感想

神奈川に研究所を置く食品メーカーM社さまの夏休み親子企画、研究所見学に参加しに横浜駅まで出掛けましたので、せっかくだからと日比谷松本楼でカレーを食べて参りました。
駅直結のビルの中にあり、場所も都合が良かったのです。
松本楼。レトルトでも結構良いお値段で出している、老舗の有名店。という印象。
期待大で伺いました。

お店はこざっぱりとしたナチュラル志向のお洒落な内装。
時間が少し早かったのですが、客層はセレブリティな感じのおばさまが中心。

レトルトでも出ているシーフードカレーが食べたかったのですが、シーフードカレーはフライが標準装備なようで、揚げ衣に中り易いわたしは、こちらはなくなく断念。
野菜カレーもミックス茸っぽいものが入っていてドキドキでしたが、ウェイトレスさんに聞いたところ、アレルゲンである舞茸は入っていないそうで、こちらの野菜カレーを頼みました。
シーフードはツレが頼んでくれました。
というわけで、野菜カレーをいただいたのです。

やってきたカレーは、ライスとルゥが別盛りな仕様。
きれいな白い食器です。
ライスの上には油通しした大き目カットのお野菜が色鮮やかに飾ってありました。
赤パプリカと黄色パプリカで縞模様を描いた傍らに、牛蒡、南瓜の薄切りに、ブロッコリーとプチトマト。
野菜の量としてはそれほど多くはないはずですが、一つ一つが大ぶりなのと色目が鮮やかで美しいのとで、物足りない気はしませんでした。
そこにカレーを一匙ずつかけ、食べてみます。

おおおおお。
お店の雰囲気、盛りの美しさも寄与しているかもしれませんが、これは上品で上品過ぎない美味しい洋食カレーです。
わたし洋食カレーには結構採点厳しいのですが、これは多分美味しい。

野菜の甘みと思しきほんのり甘い濃い旨み。スパイスではない、辛くもない、所謂「洋食カレー」 の味がしっかりしてる。
野菜ブイヨンの味というか。
香りもそう。出汁っぽい香りが強めで、インドカレー的なカレー香とは全然違う。
スパイス入ってるの? と聞きたくなる穏やかさですが、でもちゃんとカレーっぽい。
一歩間違えると尖った塩味が出やすいイメージのある欧風・洋食系のカレーですが、これはそういう自己主張的なものがなくて、ルゥ全体が一体感がある。
美味しい。

でももう少し辛くても良いかも。
辛い方がカレーっぽいんだけどな、なんて思いながら食べ進めていたのですが、半分くらい進んだところで…… 違和感が。

あれ? 口の中が 辛 い !

そうなんです、食べ進めていくとじわじわと口の中に辛味が蓄積されて、美味しい辛さが急に立ち上ってくるのです。
と言っても、刺激的な辛さではなく、体感的には「中辛程度、少し辛口に寄った方」 という程度の刺激ではあるのですが、きちんと辛さが口に残る。
マジックか! という面白い体験でした。
結論。
さすが名前が徹っているだけのことはあり、美味しい。
交通便利のおしゃれな内装のちょっとお高く見せるお店で、おデートにもまた良いかと思いました。

ツレがシーフードフライカレーを頼んでくれたのでルゥをちょっと分けてもらったのですが、このシーフードカレーがまた絶品でした。
野菜カレーよりもさらにまろやかな感じで、塩系の辛さは感じるものの、スパイス的なカレー辛さはなさそうでした。
シーフードの濃厚な旨みが前面にもりもりと出た、お出汁を食べてるかのようなカレー、という表現が適当かと。
でもちゃんとカレーっぽくて、ほんと旨いわーお上品な洋食の味がした。

http://matsumotoro.co.jp/index.html
http://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140101/14006413/

2016年8月15日月曜日

富山 / 癒楽甘 春々堂

乗り鉄の愚息のリクエストで、お盆休みに富山まで在来線特急にて行って参りました。
まさかの片道5時間旅。
観光なんかしてる間なく帰らねばならない強行日帰り旅行でしたが、意地でカレーは食って来ました。
薬処富山ゆえ、そこは駅前の薬膳カレーを。

レトルトでも薬膳カレーを発売している薬屋さんの直営店。
店の向かいには実演(?)スペースがあり、申し出れば有料で漢方薬の調合体験見たいのが出来るっぽいです。
石臼使用で(!)
カレーでお馴染みのスパイスもたくさん置いてあった。物販には先述のカレーをはじめとした食品、美容用品やサプリメントなど、気になるものがたくさんあった。
ゆっくり見てる時間なかったのが残念でした(T_T)

■ 食べたもの
薬膳カレー 756

■ 感想
黄色い色つきの雑穀ご飯と思しきものに、乾燥棗、クコの実、ミニトマト、漬物みじん切りっぽいものが乗せてあるおしゃれライスに、たっぷりのカレールゥ。
香りはそれほどスパイスとか薬膳の感じではなく、おとなしめな印象。色はやや濃いめの褐色で、わたしの好きな感じでした。
美味しそう、と思いつつ口に運びましたら、これは大変まろやか。
辛さの少ないマイルドな口当たりの、優しいカレーでした。漢方感みじんもない。
お野菜が色々入っています。南瓜、茄子、ズッキーニにパプリカ。量がたくさん入ってるわけではないですが、薄切りながら視認できる大きさのものなため、印象強く記憶に残る。
辛くないマイルドなカレーだったので、一緒に渡された辛みスパイスをかけて食べてみました。
色合いは我が家で使っているガラムマサラに似ていますが、こちらも香りはそれほど強くない。辛そうという感じもない。
と思いつつ食べてみましたが、やっぱり辛くなってはいませんでした。
でも、味が足された感じはする。これかけた方が好きかな。
辛みスパイスをパラパラかけて、残りのカレーも美味しくいただきました。

富山まで来てカレー、という若干の残念さはあるものの、少ない時間を有意義に使えた気もする。
薬処本場富山で薬膳カレーを食べるのも、贅沢と言えばカレー好きには充分贅沢なはず。

ご馳走様でした。

食べログ:http://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16002306/

中村区 / DIYA

地下鉄東山線全駅踏破という意味不明な愚息の自由研究に同道して一日乗車券を買ったので、ついでに、普段の行動圏外の
カレー屋さんにチャレンジして来ました。

■ 食べたもの
ランチセット 海老カレー 810
サラダ、カレー(中辛)、ナン、ラッシー(ホットチャイ)

■ サラダ
ランチセットにしては良心的な分量。
キャベツ主体でコーンが乗ってるようなやつ。

■ カレー
今回は海老カレーを中辛でチョイス。
トマトベースの赤いカレーで、チリオイルっぽい赤いものがたらりと掛かったものでした。
 海老ぷりぷりで甘みがあり、見た目のオイルの辛そうな色合いとは裏腹に、辛くないカレー。
と思いきや、食べ進めていくと次第に辛さを感じるようになってくる、絶妙な中辛加減。
美味しい。
すごく図抜けたとこがあるわけじゃないけど、穏やかな普段使いの味がする。
わたしの海老カレーはそんな感じで美味でしたが、愚息のチキンカレーはにんにくが激しく、ちょっとお口に合わなかったですorz

■ ナン
というカレーの無難なおいしさに反し、ナンはよそ行きの味がした(^_^;)
油分が多く、一回だけ食べたことのあるデニッシュとかパイ生地を彷彿とさせるナンの仲間(?)パラタ、アレを思い出す超濃度油脂感。
しかも、今まで食べた中でもそこそこ上位に入りそうなビッグサイズ。
…正直、ちと重かったです。

■ ドリンク
愚息のチキンカレーセットにラッシーが選べなかったので、わたしがラッシー、彼がチャイを頼んで交換こ。
チャイはお花柄の可愛いカップでご提供。女子っぽい(笑)
熱々でカルダモンの香るチャイでした。爽やかな香りで良かったです。

ラッシーはあまり飲んだことないので比較はできませんが、わたしにも愚息にも、ちと甘過ぎだった印象です。

2016年8月6日土曜日

名東区/ ニューバンチャ(3回目)

先月末に食べたシーフードカレーが旨かったので、再びニューバンチャ。
三回目の本日は、ついに本命のマトンカレーをいただいてきました。

■ 食べたもの
レギュラーランチ 900円
サラダ、スープ、ナン、カレー(マトンカレー辛口)、ホットチャイ

サラダとスープ、チャイは前回と同じ物なので細かくは略。
サラダが少し水っぽかったのが残念。
スープは相変わらず熱々で激しく塩辛かったけど、外気暑い→ 店内寒い のコンボアタックに一瞬やられかけた身体には、むしろ体温上げる塩気と熱は、身体に優しく心地良かったのでした。
今回は一気飲み(笑)
食後にいただいたチャイは普通っぽい普通のチャイ。ラッシーにすりゃ良かったと若干後悔致しました。

■ ナン
この度も色白でバター少な目のあっさり美人。
ふんわり熱々でありながら、裏面はパリッとさくっと心地良い歯触りで素晴らしい。
表と裏がきれいな二層に分かれる完璧な焼き上がりで、冷めてもパリパリ感の消えない食感は、幸せそのものの味がしました。
マジ美味い。
というか、行くたびに焼きが上達している印象です。

■ カレー

店に着くまでずーっと、お値打ちAランチで多分鶏+野菜でくるだろう日替わりを頼むか、ちょっとお高いカレーチョイスのレギュラーランチでマトンを頼むかで悩んでいた。
昨晩お魚だったし、朝は卵と納豆とお豆腐で、お肉食べてなかったんだよね。
日替わりに入ってくる野菜次第だな、と思っていたところ、本日の日替わりは チキンとオクラのカレー と言われ…… 朝、お汁にオクラ、入ってた……。

というわけで、マトンカレーを辛口でいただくことにいたしました。
暑いから少々辛目が良さそう、ということで、辛さは通常の「2」 から一段上がった「3」 でお願いしました。
一段上の「3」 でお願いしたんです、が。
やってきたマトンカレーは…… 辛い……!

久々に一瞬後悔したほど辛かった。
しかも、ここのお料理って、熱いものは何でもすごい熱々で来るのね。
ものすごい熱いんですよ、カレーが。
熱い、だから余計に辛い。熱いと辛いで味判んないくらい。
うわー、やっちゃった。マトンは標準辛いイメージなんだから、普通にしておけば良かった。マジ辛い。熱い。食いきれるかしら。
と思ったのです、が。

なんかスプーン止まらないんだよね(笑)
辛くて、ナンに付けて食べればちょうどいい辛さと熱さになるの解っているのに、それでもスプーン止まらないんだよね。
辛いんだからカレーだけで食べるの止めれば良いのに、と自分でも思うんだけど、マジ止まらないんですよ。
辛い、でも旨い。グリコのLEEか! と思いますが、マジあれ。あの状態。
熱々と辛さで舌が痺れそうなんだけども、マトンのほのかな羊臭さ、お肉を噛み締めた時に香ってくる生姜の風味、辛い中に重低音のように徹ってくるスパイスの苦旨さと甘み、そう言ったものが確かにあるのが解るんです。
旨い。チリ辛さで表面的にはただの刺激物なんだけど、奥底にある複雑な旨味探しが超楽しい。

お肉は小さ目の一口大のものが4欠片ほどと決して多くはないですが、ただよう臭すぎないレベルの羊臭さと硬すぎず柔らかすぎずの食感、噛むと感じる生姜の効いた旨みと相まって、非常に存在感がある美味しい肉片という印象でした。
期待通りのマトン感で、かなりの満足感があります。

要するに、かなり美味かったんだ。

いやー、最初のカレーの印象と、2年経ってこんなに変わると思わなかった。
ニューバンチャ、ランチで選べるカレーの種類は豊富だし、お値段もわりあい良心的な部類だし、距離もちょうど良い感じだしで、しばらく通おうかしらと思いました。
向こうの方っぽい外人さんの店員さんに「今日も美味しかったです!」 と笑顔で話しかけてみたら、すごいにっこりして「ありがとうございます」と応えて下さって、恐い人かと思ったけど非常に感じが良かったです。

贔屓にさせていただきます(*^_^*)

2016年8月4日木曜日

千種区 / 元祖★台湾カレー

住所は今池だけど、場所は千種のJR側のすぐ駅前。
向かいにネパール系っぽいカレー屋さんの「アンナプルナ」、同じ並びに多分CoCo壱と薬膳カレー出すカフェもある、カレーフレンドリーな一角にあります。

■ 食べたもの
台湾カレー小盛り 740円+唐揚げ 90円

■ 感想

ずーっと気になってた台湾カレー。
行ってみたいんですよねー、と何気なく言ってみたら普段無口でロクに会話してくれない職場の方が、「美味しいですよ! ぼくたまに行きます!」 と熱意を込めた口調で応えてくれた。
ので、ものすごい興味が高まって、会話の翌日にはもう足を運んだ。
足を運んだのです。
そして食ってきたのです。

お昼はだいぶ回って13時近かったせいか、店内は空席があり、待たずにご飯にありつけました。
2階への階段があるっぽかったですが、お店はカウンター席だけなのかな?
入口の券売機で食券を買うのですが、店名台湾カレーでも台湾カレー以外のものもあるようです。
と言うか、ベースのカレーがあって、辛い挽肉(台湾ミンチ) を乗せたものが台湾カレーなんですな。

台湾カレーにはデフォルトで卵黄とお葱が少し乗っています。チューブっぽいにんにくも添えられますが、こちらはありなし選んで店員さんに口頭でお伝えする仕様。
わたしはにんにくでお腹壊すことが多いので、ほんの少しだけにしてもらえますか、と言ったら、耳かき一杯分くらいの少量仕様にしてくれました。ありがたい。

トッピングが最初から乗ってる形でメニュー化されているものもあるのですが、唐揚げ台湾カレーはなかった。
なので、別売りで唐揚げの食券を買って、トッピングにしてもらいました。
90円のお値段に納得のどでかい唐揚げで、デフォで乗ってる卵黄と並ぶと、かなりビジュアル的にインパクトとボリューム感があります。
唐揚げ、女性なら確実に一個で十分だと思います。
でっかい唐揚げだなあ、と感心しながら、カウンターのお勧めの食べ方に従っていただきました。

まずはカレーのルゥ。
と言っても、上に乗ってる台湾ミンチの辛そうな油がだくだくとルゥの上に広がってしまっているので、ベースのカレールゥの純粋な味は味わえない。ちょっと辛い油をまとった、そんなカレールゥとご飯を一口。
あ、油の辛さは確かにあるけど、ベースのルゥはまったり甘め。CoCo壱のカレーってあんま食べたことないんですが、あーいう汎用カレーをイメージする味わい。
甘くてまったり濃いめの、子供でも食える大衆カレー。
なるほどねーと思いながら、台湾ミンチを混ぜてさらに一口。
おお、辛くなった。
台湾ミンチは結構辛いです。ピリピリくる。でも、辛さに強くない人でもそれなり食える辛さではないかしら。ベースのカレーは甘めなので、良く混ぜて食べると甘辛の味わいに辛みの刺激で、ちょっと癖になる感じ。
さらにお葱とにんにくを混ぜ込み、三口目いきます。
耳かき一杯のにんにくですが、にんにく、かなり効きます。刺激性の辛さがさらに加わり、且つ口の中ににんにく臭が満杯で、これはお仕事中に食べるのは向いていなかったかも(^_^;)

と若干後悔しましたが、懲りずに続いて卵黄へスプーンを伸ばします。
卵黄濃いめで、台湾ミンチ&お葱を混ぜたカレーと一緒にいただきますと…… 辛さ一気に沈静化。にんにく臭もかき消され、口の中が中和されます。
でも、やっぱり辛さがマイルドになり過ぎちゃうのが難点ですね。
全体に混ぜれば辛さの中和度は下がるけど、マイルドが広がり過ぎちゃうのは、辛い物好きとしてはもったいない。
全体に卵黄が混ざり過ぎないよう気を付けて、卵部分だけ先に食べてしまいました(笑)

カウンターのお勧めの食べ方に従って一通りカレーを楽しんで、お次にようやく唐揚げへ。
これは大変大きなもの。
熱々かりかりサクサクっぽいのが見た目にも伝わってくる、ハードタイプの唐揚げです。
期待を込めていただきますと、熱々の肉汁がどわっと溢れ…… 超熱いわッッ!

特段猫舌ではない、むしろ熱々大好きなわたしですら熱いと感じる、ハードな熱々唐揚げです。
歯触りはざくざくと硬めで、味が濃くて、ビールとかマジ欲しくなるジャンクフード。
旨いなー飲み屋で食いたい唐揚げ。
脂を全然剥いでいないので、厚めの皮と皮裏の脂がじゅんわりもにゅもにゅしていて、硬めの衣のざくざくな歯触りとのコントラストもまた楽しい。
卓上の昆布酢を少し垂らして食べますと、甘みと爽やかな酸っぱさが加わり、これもまた良いです。さっぱりしてさらに美味しい。

そうそう、卓上にはカレーに掛けて味変に使える調味料が幾つかありまして、ガラムマサラっぽい混合スパイスもありました。
これ、すごく香りが良いです。普段はHACHIのガラムマサラを愛用しているのですが、もっと旨みの効いた甘い香りがするのです。
旨み系調味料も入ってるのかな。味も、辛さと言うより甘い旨みを足す感じ。
後は昆布酢、キムチもありました。

キムチは、卵黄混ぜてマイルドになり過ぎたカレーに加えて食べますと、刺激が足されて辛さが復活する感じ。
昆布酢は後味がさっぱりするとともに、昆布の染みだした旨みが甘くて、マイルドさが増します。
お腹が膨れかけたときに加えると、食べ易くなって苦しくない(笑)
個人的には、昆布酢は唐揚げに掛けたいですね!

食べ終わる頃には口の中も外もかなりぴりぴり。
辛すぎる印象ではなく味覚的にはまだまだ辛くてもいけそうでしたが、唇はだいぶ「辛いよ~」 と訴えておりました。
基本の味が甘辛のバランス取れてたせいか全然もっと辛くても平気と思いましたが、でも、やっぱりかなり辛いものだったんでしょうね。
食後の感想はそんな感じ。

唐揚げがすごく大きいので、大食漢のわたしですが、小盛りにして正解でした。
トッピングなしなら普通盛もいけたと思う。
わたしはかなり好きな味でした。味を自分の好みでちょこちょこ変えられるのも良い。キムチと昆布酢は後半の楽しみに使いたい。
もう少し台湾ミンチの油分を切って下さると、もっと食べ易いかなと思います。

とは言え、厨房のお兄さんが超良い笑顔で接客も感じ良く、ミンチの油分はもう納得して、ぜひもう一回行きたいお店と感じました。
お兄さん、お店混んでなかったせいか、席で満腹と満足を味わっていたわたしに「辛くなかったですか?」 とか声かけてくれて、「また来てくださいね」 と超良い笑顔で言って下さったのでした。
「ぜひまた来ます!」 と約束し、気持ちの良い「ありがとうございましたー」 を背に、お店を出たのでありました。

美味しかったな~思い出しても美味しかったな~、でも次行ったら、絶対にんにくは抜いてもらうんだ(笑)

そして、わたし結構ついったで食べたカレーの報告をするのですが…… 台湾カレー大須店の「イイネ」 がやって来てちょっとびっくりしました。
千種店のお兄さんの接客と言い、客のついったにイイネする大須店の身軽さと言い、お客フレンドリーなお店は感じが良いですね。
その一点でも、台湾カレー、ちょっと贔屓にしちゃいそうです^^

食べログ:http://tabelog.com/aichi/A2301/A230106/23056143/



2016年8月1日月曜日

レトルト / キッチン88レッドカレー、3種豆のカレー

春に旦那さまの転勤でお引っ越しして行かれたマダムが、夏休みを機会にご友人と遊ぶためにこちらに来られたお子さんの送迎で、まさかの拙宅ご来訪。
歓待ついでの昼食会で、第四回カレー会開催と相成りました。

マダムからの手土産は、レトルトカレー2点と、手作り感満載のカレー批評同人誌。
ありがたいことです(ほろり)

東京の有名店や老舗、初耳のお名前のお店もありましたが、店舗データと食後の感想の載った可愛い豆本同人誌、読んでいるとカレーが食べたくなる代物でした。

で。
カレー会ですよ。

マダムはレトルトカレーを持って来てくれたにもかかわらず、「これはあげるから他の食べよう」 とおっしゃるので、我が家のストック袋からお好きなカレーを選んでいただきました結果、今回のカレー会で食すのは


キッチン88のチキンレッドカレー と MCCの3種の豆カレー ということになりました。
タイカレーと、豆カレーはインド風かな?
テイストの違う2種類で、なかなか豊かなカレー体験となりました(*^_^*)

というわけで、先ずは 本格臭がぷんぷんする、かなり辛そうなレッドカレー。
「チキンカレー」 なのでお肉は鶏肉のはずですが、筋張った見た目はツナのようです。
数は結構入ってる。二人で半分ずつ分けても、一人4、5片ありました。
そしてちょっと不思議だったのは、グリーンピースのような緑色の丸いもの。
こちらもわんさか入っており、グリーンピースなんかタイカレーに入るの? と首を捻りつつ、一口あーんといただいてみました。
いただいてみました。ら。

…… 辛い!
わたしの第一印象は、とにかく辛みがぴりりと強い。
以前タイフェスで食べたお料理の印象によく似た辛味で、わたしの中ではかなり本格的な味わいと感じました。美味しい。けど辛い。辛いなあ。
しかし、辛いもの好きのマダムの感想は「辛いけど甘くて、タイカレーらしくて美味しいね」 。
「甘いですか?」 と聞けば、「ココナツミルクかなぁ、甘いよ」 というお返事。
わたしには、一口目ではまだ辛さのインパクトが強過ぎて、甘味を感じるには至りませんでした。

しかし、二口三口と食べ進むにつれて、次第に甘みを感じるようになってきます。
直球ダイレクトな甘さとはまた違う、奥底にほんのりと横たわる、マイルドな甘みです。砂糖甘さだと思うんだけど、でもほんのりとやわらかな印象。
ほんとだ、ちゃんと甘い。

ツナによく似た見た目の鶏肉は、ぱっさりしつつもほぐれるような食感で、感覚的にはやっぱりツナに近い感じ。
「ツナっぽい肉ですね」 と言ってみたら「ササミとかそういう感じなのかな?」 とのお返事で、言われてみればそういう筋線維っぽい感じなのかなぁ、とも思いましたが、やっぱりわたしの感覚では、鶏肉よりツナに近い感じでした。
チキンはチキンでもシーチキン。

緑の粒々はグリーンピースと言うにはちと硬く、割れるとか弾けるとか表現したくなる食感は、グリーンピースっぽくない。
小さい粒々なので味という味は解りませんが、とにかくグリーンピースではなさそう。
見た目は完璧グリーンピースなんだけど、と思いつつ後日調べてみたら、これはなんでも「雀茄子」 という現地のお茄子であるらしい。
こんな小さいのに茄子。
不思議な食物。初めて食べました。

豆カレーの方は、お豆はゴロゴロ山盛りで、加えて挽肉もたっぷりです。
結構良いお値段だったと思うのですが、お値段高めらしい具材の豪華感。
3種類と言うことで、入ってるお豆は大豆、金時豆、黒大豆。赤い金時豆の存在感が特に目立っている雰囲気でした。

香りはそれほど強くない、でもやや爽やかなスパイス風の香りです。
辛口表記は4/5 ですが、辛そうな香りではありません。
色味もパッケージ写真ほど黒々と艶やかではなく、茶色程度な表現のできる、わりと普通の欧風カレーなんかに近い色。少し褐色系、というくらい。
癖の強そうな感じはしません。

もとより、辛いタイカレーを食べた後の口では辛味に対し鈍感なわけで、一口食べた豆カレーは、やっぱり全然辛くない。
かと言って甘いわけでもないのでして、感じたお味は、爽やかな酸味。
一応原材料的にはトマト味が優位であろうと思われるのですが、トマトの甘酸っぱさとはちょっと違います。
クミンみたいな、ああいう酸っぱさ。
でも、クミンとは書いていないんだよね。カレー粉としか書いてないんだけど、調合的に酸味スパイスが多めなのかな。
滑らかと言うところまではいかないけど、ややとろっとした感のあるソースで、豆や挽肉によく絡んで美味しいです。

タイカレーの辛さと甘さの刺激のあるストレート気味な味付けに対し、こちらは複雑に絡み合う、具材とスパイスの味わい。お味の傾向も酸味系。
2種類のカレーが味覚上で上手に住み分けされまして、大満足なチョイスでした。
そして何よりも、友と感想を言い合い食べるカレーと言うのは、一人で黙々食うのと違う満足感があるのでした(*^_^*)