2016年3月27日日曜日

レトルト / パラックパニール

朝カレー。
本格高級路線で有名な「にしきや」 さんのインドカレーシリーズ(?)から、№08、「パラックパニール」 をいただきました。
高級路線、と言いながら、買ったのは期限間際のたたき売り。
というか、そんな機会じゃないと買える気がしないお値段なのです……。



パラックパニールと言えば、北インドの有名なチーズとほうれん草のカレー。
自分の中ではサグパニールとどう違うのか解らんのですが…… サグパニールかパラクパニールか解らんものは、数度食べたことがあります。
インドカレー屋さんで多分2回、レトルトはインド製のものを多分2回(そのうちの一回は大変エグくて不味かった)、無印製、S&Bを各1回かな。
結構食べていますね。合計六回くらい。
そこへ今回の、本格高級路線のにしきやさん。
期待しつつ、湯煎で温め、いただきました。

袋を開けてまず驚いたのが、まずもう、見た目が完全に カレーじゃない 。

レトルトカレー、という響きから想像する普通のカレーの姿を想像すると、意表を突かれます。
だって、全然水分ないの。
パッケージの写真はちゃんとカレーの見た目なのに、実物はこれ、ただの 四角くてスカスカした木綿豆腐 ですよ。

サイコロ状に切られたスの入った豆腐のような見た目のチーズに、緑色の繊維質の何かが汚くまとわりついている。
そう言う見た目です。
とにかくチーズが多いです。チーズにほうれん草のペーストをまぶしたみたいな感じ。
びっくりだ。

驚きつつ食べてみましたら、食べてみまして二度びっくり。
今まで食べた ほうれん草&チーズ 系のカレーは、チーズにあまり味がない印象だったのですが、これはもう、本当にきちんとした チーズの味 がする。
でも食感はパサパサというかこなこなしているというか、むにょりとしつつもぼろぼろな、なんか変な食感。
とりあえず、チーズ臭い。
ほうれん草ペースト部分にも欠け落ちたチーズが存分に混ざり込み、且つ、加圧により煮込まれたと思しきチーズ成分が溶け込んで、こちらもまた、チーズ臭い。

すげぇチーズの存在感。

辛さはそれほどでもなくマイルドで、脂質の数値が高い割にはくどさもあまりありませんでした。
以前のインド製レトルトカレーで感じたようなえぐみも一切なく、これはこれで非常に美味しかったのですが、なにしろチーズが多過ぎで…… 濃ゆ過ぎで……。

チーズだけ残してしまった><

スパイスっぽさはあまりありませんでしたが、エスニックというか異国情緒はたっぷりな食物でした。
とりあえず、米の飯には絶対に合わない味。
パンとかナンとかご用意の上いただくか、いっそチーズメインと考えて酒のつまみでも良かったかもしれない。
意外とワインとか合うかもしれません。クラッカーに乗せたり。
そういうチーズ感はあった。

結構美味しかったのですが、ご飯のおかずにはなりませんでした。
若干朝に食べる食べ物としては失敗で、そこが少々残念でした。お値段のことを考えると、美味しく食べられなくて悔しい(貧乏性)

http://www.nishiki-shokuhin.jp/


2016年3月19日土曜日

レトルト / おうちdeカレー バターチキンカレー、銀座キーマカリー

本日は春休みを前にしながらも、連休と言うことで愚息の希望を聞き入れて、たった三駅しかない辺境(?) の路線、JR美濃赤坂線とか言う聞いたこともない(失礼) 支線に乗りに行ってきました。
しかもJRで往復すれば一本の所を、わざわざ美濃赤坂線始発の大垣駅から養老線で桑名回って近鉄乗りたいとかマジ金の無駄だから《゚Д゚》 と言いつつあーもう面倒くさいなあなんでそんな希望叶えてやっちゃったんだろう! という感じでいろいろ脳内は納得いかない腹立たしさ。

というわけでアレ。
愚息とお出掛けの際の経費節減という実益に趣味を兼ね、今日のお昼ご飯は 大垣駅で美濃赤坂線の来るのを待ちながら冷たいレトルトカレー弁当を食う といういつものアレ。
そんなランチに選びましたのが、おうちdeカレー バターチキンカレー、銀座キーマカリーの2種類。




というわけで、人のいない駅のホームのベンチに座り、二人でカレーを食しましたことよ。

先ず第一陣目は、銀座キーマカレー。
冷たいまま食べたので香りは立っておりませんで、香りについては割愛。
見た目ややもったりとした、ひき肉の粒々が豪華に目立つ美味しそうなカレー。
冷たいままでもキリッとしたシャープな辛さが味わえて、さすが明治。明治のレトルトは美味しいイメージですが、イメージを裏切らない美味しいカレーでした。
懸念材料だったキーマの油分は、冷たいわりにはくどくなく、意外にもたれない食感。
もちろん冷たいだけに脂感はありますが、それでも美味しいカレーでした。

続いてバタチキ。
こちらは黄色みの強いどろりとした汁状のカレー。
冷たいけどわりとソースが緩めで、温めたらとろとろゆるゆるなルゥなんだろうなと想像。
緩めのとろみを感じるソースでありながら、脂感は銀座キーマより強い感じ。
お味もまた、見た目通りの油分感でした。
銀座キーマがシャープな辛さだったせいか、バタチキ特有のしょっぱい甘さがやけに強力な感じでした。
甘い。そして塩気が強め。
不味くはないんだけど、ちょっと全体的に重い感じでした。
温めたらまた少し違ったんでしょうけど。
とは言え、たしか70円台で買ったたたき売り商品だったと思うので、そう考えるとお値段の割には美味しいかな。
よくある98円レベルのカレーと比べれば、バタチキという特徴ある商品として納得以上の満足のある味わいレベルだったと思います。

なお、愚息の感想に寄りますと
「銀座キーマの方が美味しかった」
ということでした。
うん、おかーさんもそう思うな…… 値段もだいぶ違うしね……。


2016年3月15日火曜日

レトルト / 魅惑のハワイアンカレー、宮島牡蠣カレー

お引っ越ししてしまうお友だちと自宅で会う機会が出来たので、今日は自宅でカレー会。
お友だちが持って来て下さったのが、ハチ食品の「魅惑のハワイアンカレー」 。わたしからの供出が「宮島牡蠣カレー」です。
二人で半分ずついただきました。




まずは、魅惑のハワイアンカレー。
やや黄色めでゆるりとした、甘い香りのカレー。
海老は小さいものですが、きっちり形のあるものが入っています。

一口食べた感想は「フルーティ」。
トロピカルフルーツらしい甘味にココナツの香り。イメージ通りの南国。
甘味が強い。かと言ってスパイシーな辛さもきちんとあって、ちゃんと中辛な味。
きちんと両立した感じのするお味で、先味の甘さと、後に隠れたように追いかけてくる辛さが心地よい、さわやかに甘酸っぱいカレーでした。
原材料を良く見たら、パインとマンゴーの果汁が入っているようです。
ちょっと残念だった点を強いて挙げれば、海老がパサッとしていたことかな。

お次は宮島牡蠣カレー。
こちらは小粒とは言い切れないしっかりした牡蠣がごろごろと4つ入っていました。
豪勢!
香りも貝の香り…… かどうかはわかりませんが、磯の香りという感じ。
良い感じに牡蠣!
存在感あるなあ、牡蠣!

と二人で喜びつつ、一口食べて見ましたら。
もわりと広がる魚介の味。
海の味。
出汁、超出てる。
やや辛み強めのカレールゥが合っている。

しかも、存在感のある牡蠣がまた、噛んだらむにゅりと柔らかいんだ!
レトルトパウチで加圧されたらみんなパサつく印象ですが、どっこい柔らかくてジューシーささえも残っている!
紛うことない牡蠣ですよ!

若干出汁風味強めにわざとらしさもあるんですが、化調というより、味の主張が強過ぎる、という意味でのわざとらしさ。
とは言え、そこも、牡蠣って味強いもんね、と二人で納得しましたですよ。
ごろごろっとした牡蠣のインパクトが勝ったな。

両方とも美味しかったです。
同じココナツミルク系カレーでしたが、味わいは全然違いました。
牡蠣カレーの辛さのせいでハワイアンカレーの甘さが際立ってしまった感もありましたが、相がけでいただくには辛さにメリハリがあって飽きない、という感じ方があったのもまた事実。

美味しいカレーでございました(*^_^*)


ハチ食品:http://www.hachi-shokuhin.co.jp
オフィスシン:http://www.officeshin.com


2016年3月12日土曜日

レトルト / LEE×10 なすのキーマカレー

カレー食いたい。
胃と肝臓と腸が悲鳴を上げているけどカレー食いたい。

というわけで、毒を食らわば皿まで、とばかりに、「しみわたる辛さとうまさ。」がキャッチコピーでお腹に負担の大きそうな「LEE×10 なすのキーマカレー」 をいただきました。

パッケージが見るからに辛そうだもんね!
自殺行為! 疲弊上等!



と言いながらレンチン調理な辺りに、今日の本質的なやる気のなさが表れております。

レンジで1分半ほど温めたカレーは、パッケージ写真通りの色の濃いどろっとしたソース。
キーマらしい粒々とした水気の少ない感じは見た目に美味しそうで、また、色彩的には完全に同化していてもおかしくないはずの茄子が大きさゆえに目視でき、それも好感度が高い。
小粒に刻まれたみじん切りの人参が嫌味じゃない程度に多めに、そしてパッケージで存在を明言しているひよこ豆がわずかに、これもまたきちんと入っていて好感が持てます。
やっぱり具材の存在感は大切。

そして何よりも心惹かれたのが…… 香り、です。
温めたところに漂ってきたカレーの香りは、焙煎スパイス系の香ばしい苦みのある良い匂い。
シャープな辛さを感じさせる香りも遠くにほんのり漂っており、大人向けな印象で、香りのよさは大変印象的なものです。

辛苦いお味を想像しつついただきました、ら。

一口でぶわっと汗が出るようなシャープな辛さが舌を刺激。
苦さは香りほどではないですが、軽い酸味のようなものがあり、辛いだけじゃないコクというか旨みを感じました。
これは結構美味しいのでは??
肉の粒々も感じられ、ひよこ豆は少ないながらも色味が目立つので不足感はあまりなく、商品名に冠されたなすは、これまたしっかりとした大きさと脂を吸い込んだらしい食感があり、全体的に非常に良い。
辛いのが苦手な方には厳しそうな辛さではありますが、ぼわっと体温上がる感じがあるのは、寒の戻りの春先にはなかなか快くあります。

美味いな~。
最近変わったカレーばっかり追いかけてたけど、大手メーカーのものはやっぱり安定しているというか、安心のある美味しさだわねぇ。
なんだか嬉しくなりますね。
美味しいものを食べたら心が満たされた。
そう、今のわたしに大事なのは、こういう、身体に悪くても心を満たす食べ物なの。

というわけで、胃腸と肝臓は疲弊しているけど、そして明日の胃腸が心配だけれど、美味かったので満足です。
これでまた背部痛に襲われても、原因がLEE なら満足じゃよ!