2018年6月2日土曜日

春日井市 / サンティ

春日井駅付近をチャリで走っていたところ、道の脇にカレー屋さんを発見。
おっ、と思って店前メニューを覗いてみたら、ランチメニューに「カレー20種類から選べます」とか書いてある。
なにそれすげぇ、と釣られて入店。
好きなカレーが選べるランチCセット950円(税込)を勢い込んでいただいてきた。

■ 食べたもの
ランチCセット(多分) 950円
スープ、サラダ、カレー2種類(1辛でマトンマサラとシーフードチリ)、ナン、チキンティカ2個、ドリンク(アイスチャイ)、デザート(バニラアイスマンゴソース掛け)


■ 感想

最低価格セット730円~、という破格のカレー屋さん。
最安値セットはチキンカレーか野菜カレー。
好きなカレーが選べるのは、サンティセット(だったかな?)1050円、2カレーランチ1000円、Cセット950円、Dセット1000円、だったかな?
サンティセットだけがカレー一種類で、これはタンドリーチキン付き、ナン各種から好きなものを選べる、みたいな豪華セット。
2カレーランチはカレーが2種類で、タンドリーなし、ナンは各種から選択可能。
C、Dセットはナンがプレーンしか選べない仕様で、カレー2種、タンドリー系が、Cはティッカ2個、Dはタンドリーチキン、という差ではなかったかと思います。
わたしはナンはプレーンで良かったし、カレーが選べればタンドリーはなんでもいいや、って感じだったので、カレーが選択可能な中では一番安かったCセットを選択しました。

最初に出てきたスープは白湯系のチキンスープ。大きなカップに半分くらいで盛りの見た目は少なめ。でもカップが大きいから、量はそこそこあった感じ。
お味は若干塩気強めで、一瞬嫌な予感がし…… それは当たってもいたわけで……。

サラダはオレンジ色のドレッシングがかかったキャベツの千切りが少し。
とは言え、真っ赤なタンドリーチキンが二個乗ったお皿にも一口分くらいのキャベツの千切りが付いていて、なんとなくお店の良心(?)を感じました。
ナンは見た目は大変薄め。表面のバターも少なめで、お味は主張のないあっさりした感じ。パリッと焼けていたわけでもふわっとしていたわけでももちっとしていたわけでもない、なんというか、非常に無個性で無難なナン。
不味くはないが美味しくもない。というか無個性過ぎて感想がない(え)。

そんなナンに対して、カレーとチキンティカは すごかった ね!

マトンマサラもシーフードチリも、見た目は非常に真っ赤なカレー。
1辛にしましたが、赤さと油膜が激辛を想像させる外見。
マトンマサラは緩めのソースに羊肉片がぽつぽつ浮いてる具材少な目タイプ、シーフードチリは玉葱ピーマン海老烏賊浅蜊がすべてまるっと輪郭を見せる具材ばかりのドライタイプ。
どちらもカレーらしいスパイス香ぷんぷんで、且つ前述の通りな赤みと油膜。こりゃ辛そう、と思いつつ、まずはマトンマサラを口に運んでみましたら。

…… 辛い。これ、やっちゃった系かも。
口の中に広がるビリっとした辛さ。羊肉の香りとか感じる余地のない、なんか舌に痛い刺激。
ナンに付けずに食べてはいけないやつだ、と思いつつ、二口目はナンで掬うようにしていただいてみる。
と。
…… これ多分、チリの辛さじゃない。スパイスの複合的な辛さでもない。うん、この辛さには覚えがある。

これは 塩の辛さ だ!!!!!!

そう。
とてもとてもしょっぱいカレー。
全ての味を打ち消す勢いで塩気がすべてを凌駕している。
やっばー失敗した。「本場ネパールの味」 で良くぶつかる(印象のある)、塩辛さで米を食え、っていうアレだ。

お肉の方は、噛みしめると塩気強めながらも羊肉らしい癖を程よくとどめつつスパイスを十分に吸い込んでいることが分かるなかなか良いお味ではあったんですが、どうも塩気が強くていけなかった。
不味くはないんだけど、羊肉らしさも味わえるんだけど、とにかく塩がキツイ。
無個性さで塩辛さを緩和させるこちらのナンの存在がありがたく感じました。
ただ、先述の通りお肉は程よい癖具合で(塩辛い以外は)なかなか悪くなく、量も小指の第二関節までくらいのそれなりに存在感のあるものが4、5片入ってて、具材感はかなりありお得感があったことは伝えておきたい。

そしてそして、シーフードチリ。
こちらはピーマンの香りが超爽やかで、たっぷり入ったシーフードの出汁が良く、辛さはそれほど感じない。ピーマンと玉葱が歯触り良く甘みも感じ、かなり美味しい。
…… けど、やっぱりちょっと塩が強め。
具材はたっぷりだしピーマンの香りがすごく良くて美味しいだけに、なんでこんなに塩気強くしちゃうんだろ、とほんと残念。

さらに言えばチキンティカも塩っぽい辛さだった。
かなり大振りなチキンティカで、こちらもなんというか、コスパは非常に良い感じでした。
カレーも具材たっぷりで、チキンティカも大振りで、ナンも薄いけどしっかりした大きさがあって。なんというか、お得感があるなあ。豪華な印象半端ない。
んだけど、塩が…… 塩が……。

塩っぽい辛さに加え、チキンティカは肉質がかなりパサパサだった点もやや残念。
大振りだったので一口サイズに切ろうとしたのですが、ナイフじゃないと切れないねぇ。たいていのお店では、スプーンとフォークで一口サイズに分けられるんですが、ここのは硬くてなかなか切れなかった。
お味も先述の通り塩辛く、レベル的には高いとは言い難い出来でした。
やや残念。

総評として、「塩辛い」です。
もうちょっと食べやすいお味だったら良かったんですが、わたしには塩辛過ぎました。
お皿はどれも小さいけど、具材が大きくて食べ応えが◎なのはとても良いです。
コスパ的には950円が全然納得できるランチで、悪くなかったと思います。
でも、塩辛いのがいただけません。
夜まで、本気ですごく喉かわいて仕方がなかった。塩分摂りすぎなんじゃよ。

とは言え、20種類だか28種類(ディナー時)だかから好きなカレーを選んでいい、っていうのはかなり嬉しい。
普通のランチじゃ絶対食べられないようなカレーが選べるのは、かなりかなり魅力的。

変わったカレー多いな、っていうメニューのページを写真に収めてきました。
4ページあるうちの後半2ページ。
ぜひ、この選択肢の幅広さを羨ましがっていただきたい(え)





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